女子レーサー初のSG制覇から死亡事故まで!2022年の競艇(ボートレース)の出来事の振り返りまとめ!
2022年は遠藤エミ選手が女子レーサー初のSG制覇をしたり、椎名豊選手がSG初優出で初優勝を決めるなど、さまざまな選手の活躍が見られたり、師弟関係の熱い絆が見られたりと感動するシーンも多かった年でした!
一方で2件の悲しい死亡事故が発生するなど、まさに激動の1年間となりました。
今回はそんな1年間でも目立った出来事をまとめて振り返ります!
このページを見れば2022年の競艇シーンをまとめて確認することができちゃいます!
早速チェックしていきましょう!
目次
2022年1月
小林晋選手がレース中の事故により死亡
2022年最初のビックニュースは悲しい出来事でした・・・。
2022年1月12日、ボートレース多摩川の第6Rに出走した小林晋選手がレース中に接触事故を起こし亡くなりました。
3番手争いをしていた第2ターンマーク付近で他の選手のボートと接触、ボートの先端が他の選手のボートに乗り上げ、真横に一回転するというショッキングな事故でした。
ボートレース中の死亡事故は2020年2月の松下勝也選手が死亡した事故以来、32件目の事故です。
小林晋選手は「銀河系軍団」とも呼ばれ、スター選手も多い85期の選手。
亡くなった際は同期やファンの間に悲しみが広がりました。
ボートレースでの死亡事故はたびたび起きる。
親族やファンにとって辛いことだしなにかしら対策が必要だと感じるな。
2022年2月
ボート界のスター峰竜太選手が4ヶ月の出場停止処分
2月25日、日本モーターボート競走会はA1級のトップレーサーである峰竜太選手に対して4ヶ月の出場停止処分を下しました!
峰竜太選手がSNSを通じて、ボートレースの予想を販売している予想屋と接触、この行為が規約違反に該当するとみなされ罰則が下されました。
峰竜太選手はすぐさま謝罪文を公開し、トラブルの元となったSNSを自粛すると発表。
4ヶ月後の6月30日に復帰すると、2022年は優出13回、優勝6回と長期休みがあったことを感じさせない走りを披露。
SGなどの大きな大会には出場できなかったものの、これからのさらなる活躍を感じさせる走りを見せてくれました!
2022年3月
遠藤エミ選手が女子レーサー初のSG制覇の快挙!
死亡事故や規約違反など、悲しいニュースが続いた1月2月でしたが、3月には明るいニュースが飛び込んできます!
毎年トップクラスの活躍を見せている女子レーサー遠藤エミ選手が、SG第57回ボートレースクラシックで女子レーサー初となるSG制覇の快挙を達成しました!
優勝戦は1号艇だったため、女子レーサー初のSG制覇に期待がかかる一戦となりましたが、遠藤エミ選手はそのプレッシャーにしっかり打ち勝ち、逃げ切り勝利を収めました。
この大会で賞金を積み重ねたこともあり、年末に行われたSGボートレースグランプリにも女子レーサーとして初出場。
2022年はさらなる飛躍の年となりました。
このニュースは競艇ファンとして本当に嬉しかったな! 応援の意味も込めて遠藤エミ選手から舟券を購入し、しっかり的中させることができてさらに嬉しかったのを覚えている!
2022年4月
ボート界の貴公子山崎智也選手が引退表明!
2022年4月には「ボート界の貴公子」、「ライジングスター」とも称されたボート界のレジェンド山崎智也選手が突然の引退を表明しました!
引退理由に関しては、「勝っても楽しくない感じがした。
やる気になる時がこなくなった。 」と語っており、モチベーションの低下が大きな原因だと考えられます。
山崎智也選手といえば笹川賞をはじめ、SGタイトルを11度も獲得したまさにレジェンド選手。
2018年には娘の山崎小葉音選手がボートレーサーデビューを果たし、親子で注目されました。
山崎小葉音選手は母親も元ボートレーサーの横西奏恵元選手です。
山崎智也選手のような活躍を見せてくれるかもしれませんね!
親子対決が見れるかもと注目されていたがそれは叶わなかったな。
さまざまな活躍を見せてくれた山崎智也選手ありがとう!
2022年5月
SG第49回ボートレースオールスター開催!原田幸哉選手が優勝!
5月下旬にはボートレース宮島でSG第49回ボートレースオールスターが開催されました。
優勝したのは長崎支部所属の原田幸哉選手!
優勝戦は3コースからコンマ09のスタートを決めると、空いた内側を突く見事なまくり差しを決めての優勝でした。
原田幸哉選手は通算5度目のSG優勝、オールスターははじめての優勝となりました!
原田幸哉選手はその後も活躍を見せ、12月のグランプリでは優勝戦に出場するなど今年のボート界を牽引したレーサーの1人といっても過言ではない活躍でした!
2022年6月
SG第32回グランドチャンピオン開催!池田浩二選手が優勝!
5月に引き続き6月にもSGが開催。
ボートレース唐津で開催されたSG第32回グランドチャンピオンでは愛知支部の池田浩二選手が優勝しました!
優勝戦は1号艇からしっかり逃げ切る危なげのない走りを披露。
2013年以来のSG優勝だったため、多くのファンが感動したことでしょう!
池田浩二選手はなんと10度目のSG優勝、グランドチャンピオンでは2003年にも優勝するなど、2度目の優勝となりました。
まさにレジェンドレーサーの1人ですね!
一般戦などでは何度も優勝していたものの、SGでの優勝が遠ざかっていたからな。
この優勝は感動した!
峰竜太選手が出場停止から復帰!復帰戦で優勝!
SG並みに話題を集めたニュースと言えば、2月に出場停止処分を受けた峰竜太選手が復帰したというニュースです!
4ヶ月のブランクを経ての復帰戦は厳しい戦いになるかと思われましたが、流石は峰竜太選手。
復帰戦とは思えないほど安定した走りを見せ、なんと優勝してしまいました。
一般戦では流石に格が違いますね!
峰竜太選手はその後も活躍を続けています。
2023年の8月にはSGにも出場できるようになるため、今年の活躍には注目です!
2022年7月
SG第27回オーシャンカップ開催!椎名豊選手が優勝!
7月にはボートレース尼崎でSG第27回オーシャンカップが開催されました。
優勝したのは群馬支部所属の椎名豊選手!
予選は1着3回を含むオール3連対とかなりの成績、準優勝戦も1号艇からしっかり逃げを決めて優勝戦も1号艇を確保。
1コースからコンマ11のトップスタートを決めると、そのまま危なげのない走りで逃げ切り優勝を果たしました!
節間を通して圧倒的な強さを見せつけた椎名豊選手。
まさにあっぱれな走りでした!
SGでオール3連対は凄いな! 椎名選手は3度目のSG出場で初優勝とこの時の勢いは凄かった!
2022年8月
SG第68回ボートレースメモリアル開催!片岡雅裕選手が優勝!
春から夏にかけてはSGラッシュ、8月にはSG第68回ボートレースメモリアルが開催されました。
優勝したのは香川支部所属の片岡雅裕選手でしたが、優勝戦が波乱の展開で話題となりました。
片岡雅裕選手はなんと6号艇から出場しており、スタート攻めた3号艇新田雄史選手と4号艇白井英二選手がまさかのフライング。
展開をついた片岡雅裕選手が6コースから優勝するというまさかの結果でした!
また、フライングにより売上全体の約81%にあたる13億円が返還される事態に。
この結果に開催場だったボートレース浜名湖運営は頭を抱えたことでしょう・・・。
最近のボートレースでは特に大事な場面でのフライングがかなり増えている気がするが・・・。
なにか理由はあるのだろうか?
2022年9月
SG級の盛り上がり!PG1第9回ヤングダービーは近江翔吾選手が優勝!
9月はSG開催は無かったものの、SG級の盛り上がりを見せたのが次世代を担う若きレーサーたちが活躍したPG1第9回ヤングダービーです!
優勝したのは香川支部所属の近江翔吾選手。
初日こそ2着6着とそこそこのスタートだったものの、2日目から圧倒的な走りを続けなんと優勝戦を含め6連勝での優勝となりました!
29歳の近江翔吾選手は、30歳未満が出場できるヤングダービーラストチャンスでの優勝。
近江翔吾選手は17歳でレーサーデビューしているため、デビューから12年目でのG1初優勝となりました!
2022年10月
SG第69回ボートレースダービー開催!馬場貴也選手が優勝!
ボートレースも年末の総決算「グランプリ」が近づき、いよいよ終盤戦へと差しかかった10月。
10月にはボートレース常滑でSG第69回ボートレースダービーが開催されました!
優勝したのは滋賀支部所属の馬場貴也選手。
2号艇で出場した優勝戦では2コースから華麗な差しを決めての優勝。
馬場貴也選手の2コースは競艇ファンなら誰もが警戒するほどの得意コースですね!
よく1号艇を軸にするか2号艇の馬場貴也選手を軸にするか迷うところです。
この優勝で馬場貴也選手は賞金ランキング1位に浮上。
最後まで賞金ランキングトップ争いをするなど大きな活躍を見せた1年でした。
人気女子レーサー大山千広選手がレース中の事故で骨折
いいニュースが続いた一方で、10月には悲しい出来事もありました。
実力人気ともにトップクラスの女子レーサー大山千広選手がレース中の事故で骨折、全治未定の大けがを負いました。
年内復帰は絶望的と言われ、ファンにとって非常に悲しい事故となりました。
ただ2022年の年末には、勝浦真帆選手から「リハビリを頑張っていて、順調に回復している」という報告がありました!
復帰が非常に待ち遠しいものです!
女子レーサーファンにとって大山千広選手はかなり人気の選手だ。
また活躍を見せてほしいものだな!
2022年11月
SG第25回チャレンジカップ開催!深谷知博選手が優勝!
11月にはSG第25回チャレンジカップがボートレース鳴門で開催され、静岡支部所属の深谷知博選手が優勝!
深谷知博選手は優勝戦6号艇での出場。
1号艇山口剛選手と5号艇篠崎仁志選手が激しい先頭争いをしている隙を突き、第2ターンマークで先頭に躍り出ると、そのまま先頭をキープしゴールしました!
「6-1-2」の決着でオッズは446.4倍と大波乱の結果となりました。
深谷知博選手はこの優勝により年末のグランプリ出場を手にしました。
1月に引き続き2度目の死亡事故・・・中田達也選手がレース中の事故で死亡
1月の小林晋選手死亡事故に引き続き、11月にはA1でも活躍した中田達也選手が死亡する事故が発生しました。
中田達也選手は直線を走行中、バランスを崩し他艇と接触、そのまま落水すると後続艇と水面上で接触してしまいます。
ただちに救急搬送されましたが、そのまま死亡が確認されました。
中田達也選手は113期のやまとチャンプ、過去にはA1も経験したことがあり、選手仲間やファンから愛される選手でした。
中田達也選手の死後、師匠の塩田北斗選手などが中田選手に触れるコメントを残しています。
コメントなどはこちらからもチェック可能です。
あらためて死と隣り合わせのスポーツであると感じるな・・・。
2023年は死亡事故0になればいいな・・・。
2022年12月
SG第37回グランプリ開催!白井英二選手が優勝!
12月には年末の総決算、SG第37回グランプリが開催されました!
優勝したのは山口支部の白井英二選手。
1号艇から優勝を手にしました!
優勝セレモニーでは師匠でありボート界のレジェンド、今村豊元選手も壇上にあがり、金のヘルメットをかぶせてもらうなど、歴史に残る名シーンも多く見られました。
師匠の今村豊元選手はグランプリ優勝を成し遂げられなかっただけに、弟子のグランプリ制覇は非常に喜ばしいことでしょう!
壇上では今村豊元選手が涙を浮かべるシーンも見られた! 非常に感動したな!
まとめ:感動も悲しい出来事も多かった2022、2023年はどんな年に!?
2022年は女子レーサーや若手レーサーなど、さまざまな選手の活躍が見られたり、師弟関係の熱い絆が見られたりと感動するシーンも多かった年でした! 一方で2件の悲しい死亡事故が発生するなど、まさに激動の1年間となりました。
2023年はどんな年になるのか、いまから非常にワクワクしますね!
毎日競艇ナビでは2023年も競艇に関するコラムや競艇予想サイトの検証を続けていきます!
今年も一緒に競艇を楽しんでいきましょう!
- しょーへい
- 小さいときからスポーツが大好きで、競艇の競技性に惹かれ競艇をやるようになりました。
人間味のある選手が好きで、そんな選手は人気じゃないときもついつい応援舟券を買っちゃいます。
趣味はもちろんスポーツです。