モンキーターンを制する者は競艇を制す!進化したターンも登場!
以前は、一部のトップレーサーしかできませんでしたが、現代ではほとんどの競艇選手ができるようになったモンキーターン。
モンキーターン1つでレース展開が変わることもあるため、モンキーターンがうまい競艇選手はトップレーサーであることが多いと言われています。
本記事では、モンキーターンの概要から、経緯、モンキーターンから進化したターンなど詳しく紹介していきます!
目次
モンキーターンってそもそも何?
モンキーターンと聞いて競艇ファンなら漫画を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際に理解していない方が多いと思いますので、説明していきます!
モンキーターンとは、ボートの上に前傾姿勢で立ち上がり、舟の外側を蹴り回る高速旋回(ターン)のことを言います!
生涯年収ランキング5位のレジェンドレーサー植木通彦元選手がモンキーターンをしていた際は、「バイオレンスモンキー」や「フロンティアターン」とも呼ばれていました!
外側に負荷がかかって、通常のターンよりも高速旋回が可能になるので、膝で体重を支える乗り方に比べて、膝への負担が少なくなっていると言われます。
モンキーターンの起源
モンキーターンは、飯田加一元選手が始めたのが起源で、競馬のモンキー乗りに似ていたことから、その名が名づけられたと言われています。
ただ、飯田加一元選手は競馬のモンキー乗りを参考にしたものの、趣味であるウィンドサーフィンのテクニックを参考に生み出したと答えております!
当時、危険なターンという認識から、あまりやっている方はいなかったのですが、1993年総理大臣杯で植木通彦元選手がモンキーターンでSG初優勝したことがきっかけで、一気にその名が広がることになります。
現在では、ボートレース育成所のカリキュラムでも組み込まれているほど、一般的な旋回方法として競艇選手には知られていますね!
モンキーターンという人気漫画の題材になっている
競艇ファンなら知っている方が多いかもしれませんが、当時モンキーターンは競艇界に大きな影響を与えたことから、1996年には「モンキーターン」という競艇界を代表する人気漫画も登場しています。
主人公はモンキーターンを武器にする波多野憲二選手で、現在も現役のトップレーサーである波多野憲吾選手をイメージモデルにしています。
その他にも、モンキーターンのストーリーは、数々の競艇選手のストーリーを題材として作られていることでも有名です!
競艇の知識を得るために、モンキーターンを読んで勉強するのも良いかもしれませんね!
ちなみに、モンキーターンを広めた植木通彦元選手のエピソードも作中にあります。
Vモンキーって何
ネットや動画などでモンキーターンという言葉を調べてみると、Vモンキーという言葉が一緒に出てくることが多いですよね。
競艇初心者の方だったら、「モンキーターンとVモンキーってどう違うの?」と思った方も多いはずです!
モンキーターンとの違いとしては、モンキーターンは外側から高速旋回で抜くのに対して、Vモンキーは文字通り、コーナーをVのようにターンをして、外側から一気に内側に高速旋回することを言います。
先ほど紹介した漫画、モンキーターンの主人公の必殺技としても有名です!
モンキーターンの進化系が登場
1993年総理大臣杯以降、植木通彦元選手が広めたことで一般化したモンキーターン。
当時は、一部のトップレーサーのみしかできなかった高等技術の1つだったのですが、現在は競艇育成場のカリキュラムに組み込まれたことで一般化し、ほとんどの競艇選手ができるうようになっています!
そんな中、2000年以降はモンキーターンの進化系とも言われるターンも登場しています。
モンキーターンの進化系と言われるターンの名前は下記の通りです。
- ショドウモンキー
- ウィリーモンキー
- スコーピオンターン
- フラミンゴターン
上記がモンキーターンを進化させたターンと言われてますが、上記のターンを使用する競艇選手は、山口智也選手や茅原悠紀選手、江夏満選手など、現代の競艇界でターン巧者と言われる選手ばかりですね!
今後、こういったターン巧者の選手がターンの研究をし進化させ、将来的には育成場のカリキュラムに組み込まれることで、若い競艇選手に受け継がれていくのでしょうね!
まとめ:モンキーターンは現代のターンの原点にして頂点
では、最後にモンキーターンについて下記にまとめていきます!
- ボートの上に前傾姿勢で立ち上がり、舟の外側を蹴り回る高速旋回方法
- モンキーターンの生みの親は飯田加一元選手で広めたのが植木通彦元選手
- 競艇人気漫画「モンキーターン」の題材となっている
- V型にターンをするVモンキーというターンも存在する
- モンキーターンは現代でも進化を遂げ続いてる
上記がモンキーターンのまとめになります。
モンキーターンの登場によりターンの種類が増え、今ではトップレーサーになるためには必要不可欠の技術と言えます。
つまり、モンキーターンは現代のターンの原点にして頂点と言ってしまっても過言でもないくらいですね!
最近では、モンキーターンの進化系のターンも見受けられますので、これからもモンキーターンの研究を重ねて、競艇ファンを魅了するような進化したモンキーターンを見ていくのも競艇の1つの楽しみ方と言えるでしょう!
- 湘南テルオ
- 競艇の記事を書き初めて1年目の新米ライター。
分かりやすくをモットーに競艇場のお得な情報をお届け。
趣味はスポーツと食べることで休みの日は常に出かけたりするアクティブ派。
地元湘南大好き。