「前づけ」とは?競艇(ボートレース)の戦略「前づけ」を解説&インコースにこだわる選手たちを紹介!
「前づけ」とは競艇(ボートレース)でコース取りの際に外側の艇がインコースを狙おうとする戦略のことです。
しかし、前づけにはメリットだけでなく決定的なデメリットがあるため、腕のあるベテラン選手が行う場合が多いです。
それでは、前づけとは具体的にどのような戦略なのか、前づけをよくする選手は誰なのか、詳しく見ていきましょう!
目次
「前づけ」とはどんな戦略?
競艇(ボートレース)では、基本的にコース取りは自由競争となります。
つまり、1号艇から順にスタートコースに入るのではなく、ピットを離れてからスタートをするまでの間に、選手たちは自由にスタートコースを選択することになります。
その時、外側の艇が大きく回り込んでインコースを取ろうとすることを「前づけ」と言います。
競艇(ボートレース)ではインコースになればなるほど有利になるので、外側の艇がインコースに入りたくなる気持ちは分かりますよね。
極端な話、「前づけ」を行えば、6号艇の選手が1コースからスタートすることも可能というわけですから。
「前づけ」のデメリットは?
インコースが有利となる競艇では、「前づけ」をすることで一見優位に立てそうですが、実はデメリットがあることを忘れてはいけません。
スタートが難しくなる
競艇(ボートレース)のスタートは、スタートラインに並んで一斉にスタートするのではなく、全艇が同じタイミングでスタートラインを超えれば良いというフライングスタートを採用しています。
スタート地点に大時計が設置されており、「時計の針が0を指すタイミングでスタートラインを超えれば良い」というルールです。
よって、助走距離を十分に取った艇は加速した状態でスタートがきれますが、無理な前づけをした艇はスタートラインに向かうまでの助走距離がどうしても短くなるため、スピードが出ないままのスタートになります。
これではアウトコースからまくられてしまうということにもなりかねません。
これが、前づけの決定的なデメリットです。
待機行動中のルールに則る必要がある
また、ピットを離れてからスタートをするまでの待機行動中にはルールが定められていて、例えば内側や外側の艇を邪魔することも違反とされており、前づけをすることで減点対象になるリスクも伴います。
「前づけ」をするには実力が不可欠
これらのデメリットを踏まえると、前づけはどの選手でも安易にできるものではありません。
前づけをするには実力が必要で、ただインコースが有利だからと言って前づけをすると、逆に不利になります。
よって、前づけを行う選手はベテランで強い選手が多く、中には決まってインコースを取ろうと動く選手が居ます。
ということで、つぎに前づけをよく行う選手を一部ご紹介します!
「前づけ」をよく行う選手紹介
前づけをするには実力が必要となるため、ベテランで強い選手が行う場合が多いです。
また、強引な前づけによりレースが荒れたりすることや、インコースの選手にとっては目障りな存在とも言えるため、ファンから嫌われてしまうことも…。
それでも、少しでも有利となるためにインコースでのスタートにこだわる選手たちを一部ご紹介します!
- 江口晃生選手(群馬支部)
- 西島義則選手(広島支部)
- 前本泰和選手(広島支部)
- 石川真二選手(福岡支部)
- 深川真二選手(佐賀支部)
- 鈴木幸夫選手(愛知支部)
- 今村暢孝選手(福岡支部)
上記の選手たちが出走するレースでは、前づけの動きが見られやすいので、注意して予想してくださいね。
「前づけ」はスタート展示で予測する!
ここまで前づけの特徴を説明してきましたが、自分が予想するレースで前づけが起こった場合、レースが荒れてしまうのではないかと心配になりますよね。
そこで大切なのが、選手たちがスタート練習をする「スタート展示」を確認すること!
もちろん練習なので本番のことを100%予測することはできませんが、スタート展示から前づけが起こった場合、ほぼ枠なり進入のレースにはならないと思ってください。
また、本番では、この前づけを阻止するためにインコースの艇も動くため、進入が乱れる場合が多いです。
選手たちの駆け引きまで予想ができるようになると、競艇がもっと楽しくなりそうですね!
ぜひスタート展示にも注目して、前づけが起こりそうか予想してみてくださいね!
- もちうどん
- 前までは当たらない宝くじを買いまくっていましたが…
競艇は当たりやすいと聞き、挑戦し始めました!
まだまだ初心者ですが、競艇で稼げるようになるのが夢☆