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【競艇・ボートレース】グレードレースでのフライングが大きな厳罰化!厳しすぎる処罰に

【競艇・ボートレース】グレードレースでのフライングが大きな厳罰化!厳しすぎる処罰に

日本モーターボート競走会は令和5年度から、G2以上のグレードレースの準優勝戦、優勝戦を対象に、フライングなどのスタート事故の罰則をさらに厳罰化すると発表しました!

昨年には非常識なフライングに対する処罰が変更されるなど、近年フライングに関するルールが変化しつつあります

フライングが発生してしまうと売上に大きなダメージがあるのはもちろん、確定時にオッズが大きく下がってしまうため私たち競艇ファンにもダメージがあります!

フライングを出来る限り減らすために、今回のようなルール改正が施されたのでしょうが、今後攻めたレースが見られなくなる可能性もあり心配です!

今回はG2以上のグレードレース準優勝戦、優勝戦でのフライングに関するルール改正について紹介します!

目次

グレードレースのフライングが厳罰化!

日本モーターボート競走会は令和5年度から、SG・G1・G2レースの準優勝戦、優勝戦を対象にスタート事故の罰則を強化すると発表しました!

具体的な変更点は以下の通りです。

グレード レース 変更前 変更後
SG 優勝戦 1年間のSG選出除外 2年間のSG選出除外
SG 準優勝戦 4つのSG選出除外 1年間のSG選出除外
G1・G2 優勝戦 6ヶ月のSG・G1・G2選出除外 1年間のSG・G1・G2選出除外
G1・G2 準優勝戦 3ヶ月のSG・G1・G2選出除外 6ヶ月のSG・G1・G2選出除外

全ての罰則の期間が倍になるというかなり厳しいルール変更です。

フライングが発生してしまうと大きなダメージを受けるのは大会を運営している施工者です。

その理由は、フライングをした選手が絡む舟券は全て返還となってしまうため、売上が激減してしまうから。

特に大きなグレードレースでは、一つのフライングで売上額の半分以上が返還となってしまうケースも見られます。

そのような事態を少しでも減らすために、今回のような改正が行われるのでしょう。

グランプリ出場の特例も無くなる

特例でグランプリに出場し優勝した白井英治選手
特例でグランプリに出場し優勝した白井英治選手

さらに厳しいのが「賞金ランキング18位以内であればSG選出除外期間中もグランプリに出場できる」という特例が無くなる点です!

2022年の賞金王白井英治選手は2022年8月のボートレースメモリアル優勝戦でまさかのフライング

1年間のSG選出除外となってしまいましたが特例により12月のSGボートレースグランプリには出場することができました。

そしてなんとボートレースグランプリでは優勝!

師匠で元選手の今村豊さんと共に壇上に上がり涙を浮かべるなど、大きなドラマを生みました。

グランプリの特例がドラマを生んだと言っても過言ではありません!

特例が無くなることにより、その年にボート界を盛り上げた賞金ランキング18位以内の選手が1年間の総決算であるグランプリに出場できなくなります

正直ファンから見ればこれはかなり痛い変更です…。

強い選手をグランプリで見ることができないのはショックすぎますね。

もしこのルールが去年からあれば、白井英治のグランプリでの優勝は見ることができなかったかもしれない。選手のレーサー人生に大きく関わる変更だな。

このルール変更にファンからは否定的な意見が集まる

フライングが減れば売上返還や選手たちの出場停止も減るため、私たちファンにとっても良いことだと思えるかもしれません。

しかし、ボートファンからはかなり否定的な意見が集まっています

それもそのはず、今回の変更によりグレードレースの準優勝戦や優勝戦で慎重なスタートが増え、ハイレベルな大会で大迫力の攻めたレースが見られなくなるからです。

また、仮に選手がフライングをしてしまった場合に、その選手を当分グレードレースで見られなくなる点も大きく批判されているポイントです。

グレードレースの準優勝戦、優勝戦に出場している時点でその選手はかなりの実力者、そのような選手がフライングをしてしまって最大2年間も大きな大会で姿を見れなくなってしまってはファンからすればかなり残念です…。

フライングを減らしたい施工者の立場と激しいレースを見たいファンの立場、どちらの立場にもさまざまな意見があり、やはりフライングは難しい問題ですね…。

2022年ボートレースメモリアルでは人気2艇がフライングで売上の80%が返還

SG優勝戦で2艇フライング、売上の80%が返還の事態に
SG優勝戦で2艇フライング、売上の80%が返還の事態に

2022年8月に開催されたボートレースメモリアル優勝戦では、まさかの3号艇新田雄史選手、4号艇白井英治選手がフライング。

総売上約16億6千万円のうち、81.4%にあたる約13億5千万円が返還される大変な自体となりました!

またそれに伴いオッズも大きく変動。

3連単「6-5-1」のオッズはもともと1,323倍の十万舟でしたが、結果的に234.6倍まで落ちてしまいました。

運営にもダメージだし、この買い目を持っているファンも残念だっただろう。さらに新田選手と白井選手はこの先1年間SG選出除外。フライングは本当に良いことが無いな…。

2022年はビッグレースでのフライングがかなり目立った

2022年はG2以上のレースで多くのフライングが見られました。

特に準優勝戦と優勝戦でのフライングが多く、現在でも選出除外期間が続いている選手がいるほど。

2022年G2以上の準優勝戦、優勝戦でフライングした選手は以下の通りです。

  • SG優勝戦:新田雄史、白井英治
  • SG準優勝戦:秦英悟、徳増秀樹、山口剛、丸野一樹
  • G1優勝戦:中野次郎、池田浩二、土屋智則、實森美祐
  • G1準優勝戦:川原祐明、中田元泰、是澤孝宏、池永太、仲谷颯仁

多くのフライングが発生したため返還額も非常に大きく、今回のようなルール改正に至ったのでしょう。

施工者からすれば売上が激減するのだけは避けたいことでしょうし、しょうがないことと言えばしょうがないのかもしれません…。

まとめ:相次ぐルール改正!今後のボートレースは大きく変わるのか

今回はG2以上のグレードレース準優勝戦、優勝戦でのフライングに関するルール改正について紹介しました。

2022年には非常識なフライングのルールが改正されるなど、近年フライングに関するさまざまなルールが変わってきています

今回のグレードレース準優勝戦、優勝戦に関するフライングのルール改正は、選手にはもちろんファンにも大きな影響を与えるルール改正です!

このルール改正によりフライングが減れば良いですが、果たしてどうなるでしょうか。

個人的には推しの選手が準優勝戦や優勝戦に進出したときに、まずはフライングをしないよう祈る必要があるなと思いましたw

でも攻めたレースが見たい!

やはりフライングは難しい問題ですね。

しょーへい
しょーへい
小さいときからスポーツが大好きで、競艇の競技性に惹かれ競艇をやるようになりました。
人間味のある選手が好きで、そんな選手は人気じゃないときもついつい応援舟券を買っちゃいます。
趣味はもちろんスポーツです。

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