競艇選手の親子関係!親子で勝負なんかもあったりするの?

親子で同じ職業に就く、というのは最近の社会だとあまり多い話ではないです。
しかし競艇等のスポーツにおいては、よく見かける話題です。
この記事では親子関係にあるレーサー、有名な親子対決、親がレーサーだと子にはどんな利点が あるのかなどを紹介・考察いたします。
目次
親子レーサーは結構多いよって話
皆様、おはこんハロチャオ〜(流行)
長く続くコンテンツや競技においては、新しい世代として活躍されている選手のお子さんがデビューしたりといった場面ってしばしば目にする事がありますよね。
記事とかでも『「二代目」がデビュー!』など流れてきたりする事、多いですよね。
では我らが競艇だとどうなのでしょう?
実は競艇においても、親子で競艇選手ってパターンは意外と多いんです!
むしろ他の競技よりも意外と多かったり…?
あくまで僕の推察でしかないのですが、多くなる要因としては「選手になる為の条件として厳しい条件が少なく、言ってしまえばなりやすい」「競艇という賭博関連の競技において一般家庭よりも理解を得やすい」などの条件が考えられます。
小さい頃からレースを見る機会が多いから憧れやすいなんて理由もありそうですね。
皆様は、小さい頃自分の父母と同じ職業になりたい!って思ったりしませんでしたか?
そのパターンを裏付けるように、走り方なんかも親と似るなんて事もあるみたいですよっ。
さて、ではそんな親子選手は現状どれぐらいの方がいらっしゃるのでしょうか?
一度分かりやすくしたリストで見てみましょう!
番号 | 親 | 番号 | 子 |
---|---|---|---|
2912 | 尾崎鉄也 | 4695 | 尾崎雄二 |
3006 | 上條信一 | 4514 | 上條嘉嗣 |
3006 | 上條信一 | 4719 | 上條暢嵩 |
3156 | 金子良昭 | 4793 | 金子 萌 |
3161 | 古場輝義 | 5024 | 古場健也 |
3211 | 北川敏弘 | 4718 | 北川太一 |
3290 | 倉谷和信 | 4927 | 関野文 |
3307 | 上瀧和則 | 5124 | 上瀧絢也 |
3353 | 前田光昭 | 4845 | 前田紗希 |
3360 | 原田富士男 | 5028 | 原田才一郎 |
3360 | 原田富士男 | 5102 | 原田雄次 |
3381 | 滝沢芳行 | 5077 | 滝沢稜 |
3419 | 栗原謙治 | 5100 | 栗原一馬 |
3532 | 柴田光 | 5108 | 柴田愛梨 |
3536 | 一色雅昭 | 5082 | 一色凌雅 |
3582 | 吉川昭男 | 5229 | 吉川晴人 |
3622 | 山崎智也 | 5069 | 山崎小葉音 |
3661 | 柳瀬興志 | 5083 | 柳瀬幹太 |
3740 | 大澤普司 | 5141 | 大澤風葵 |
3814 | 金子貴志 | 5116 | 金子七海 |
3851 | 森田昭彦 | 5164 | 森田梨湖 |
3890 | 小宮淳史 | 5236 | 小宮涼雅 |
3895 | 堀本裕也 | 5169 | 堀本翔太 |
3900 | 香川素子 | 5115 | 香川颯太 |
3906 | 飯山晃三 | 5115 | 香川颯太 |
3942 | 寺田祥 | 5231 | 寺田空詩 |
どうでしょうか、皆様の知っている選手とかいたりしましたか?
当記事では有名な親子選手やそれに纏わるエピソード、それから親子レーサーに関して気になった事なんかをまとめさせて頂きます!
話題に挙がることの多い親子レーサーたち
名前だけ沢山書き連ねられても…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方々のためにも、まずは有名な親子レーサーについていくつか紹介させて頂きます!
父に「上條信一」 元選手をもつ兄弟レーサー「上條嘉嗣」選手&息子「上條暢嵩」選手
上條選手一家は、父親である「上條信一」選手を始め長男の「上條嘉嗣」選手と次男の「上條暢嵩」選手のボートレーサー一家です。
父親である「上條信一」 元選手は現在引退してしまっていますが、息子である「上條嘉嗣」選手と「上條暢嵩」選手は現在A1級で活躍されているレーサーで、嘉嗣選手は現在お子さんもいられるみたいです。
昔は厳しかった信一 元選手も、孫が出来た現在はかなり丸くなったと嘉嗣選手は語られていました。
ちょっとほっこりしちゃいますね。
父に「飯山晃三」選手、母に「香川素子」選手をもつ「香川颯太」選手

選手番号5115番の「香川颯太」選手は、両親共に競艇選手というサラブレッドです。
父親には飯山晃三選手を、母親には香川素子選手を持っています。
ご両親である飯山晃三選手と香川素子選手は2008年に離婚してしまっていますが、香川颯太選手はTwitterでも両親に憧れたと発言されていました。
最近もすわ親子対決か!なんて場面もありましたが、残念ながらまだ親子対決には至っていないです。
父に「山崎智也」選手、母に「横西奏恵」選手をもつ「山崎小葉音」選手
山崎小葉音選手は、父に「山崎智也」元選手を、母に「横西奏恵」元選手を持つこれまたサラブレッドです。
父親である山崎智也 元選手は、ハンサムなボートレーサーとしてもかなり有名なA1級レーサーで、母親である横西奏恵 元選手もこれまた色々な記録を立てたA1級の女性レーサーでした。
ご両親のお二人は元選手と称した様に現在は引退されており、母親である横西奏恵選手は2012年に、そして父親である山崎智也選手は2022年に引退をしてしまっています。
山崎小葉音選手はB1級レーサーとして現在も活躍中ですので、これからの成長にも期待大ですね。
ちなみにですが、山崎小葉音選手さんは横西奏恵さんと元夫の間にできた子で、山崎智也さんと直接の血縁関係はないみたいです。
言葉ではなくレースで語る親子対決
次は有名な親子対決などを紹介させて頂きます!
親子とはいえお互い選手、同じレースに出た際には真剣勝負…漫画やゲームを超えるような熱いドラマが繰り広げられたりなんていうのを想像してしまいますよね。
原田富士男 元選手(50)vs原田才一郎選手(23)vs原田雄次選手(21)

2019年12月28日に若松競艇場で行われたレース、その6R目に行われたレースにてこちらの親子対決が行われました。
ちなみにこの試合ですが、他の選手も山口で統一されていたりしています(内2人は兄弟ですが)。
ちょっとややこしいフルハウスみたいで遊び心にくすりときちゃいますね。
なおこの試合は、父親である原田富士男 元選手が1着を取りました。
そしてこの試合がきっかけになったのか、数カ月後に原田富士男 元選手は引退を表明、そのまま引退を行いました。
インタビューでも息子2人が出た事が大きいと語られていましたね。
大山千広選手vs大山博美 元選手

娘である大山千広選手と、その母親である大山博美 元選手。
二人の親子対決は2016年4月30日に若松競艇場にて行われた「熊本地震被災地支援 オールレディース JALカップ」でした。
今でこそ賞金女王としても名を馳せている大山千広選手ですが、当時はまだルーキー時代で思うように勝利も出来ていない状態でした。
そんな折に出場したこのレースで、母親である大山博美元選と勝負をする事になります。
そしてなんと、大山千広選手はこの試合にて初勝利、1号艇に構える大山博美 元選手を豪快にまくっての白星でした。
その後はご存知の様に、女性レーサーとしてかなり大成しました。
母親とのレースにて覚醒というのは、なんだかアツいですね!
大澤風葵選手vs大澤普司選手

息子である大澤風葵(ふうき)選手と、その父親でありラストサムライとも呼ばれている大澤普司選手。
この二人は親子であると同時に師弟関係でもあります。
そんな親子の対決は、2022年1月6日の桐生競艇場にて行われた「第55回スポーツニッポン杯 第50回群馬ダービー」、その5日目10Rでした。
試合結果こそお互い4着5着になってしまいましたが、準優勝戦での親子対決という中々熱いシチュエーションだったみたいです。
息子である大澤風葵選手はその後同年6月20日に別レースにてデビュー初優勝を飾ったりなど、着々と成長を重ねているみたいです。
親子対決のリベンジも是非見てみたいですね!
親子だけではなく兄弟姉妹も多い!
親子関係が多い競艇ですが、実は親子関係だけではなく兄弟や姉妹で選手をされていらっしゃる選手も多いです。
先程例に上げた上條選手一家のように一家でボートレーサーなんて形もあったりします。
他にも兄弟で有名な選手と言えば篠崎元志・仁志選手や竹井奈美・貴史選手が有名です!
競艇界におけるコネの有や有用性
親子で競艇の選手になるにあたって、静かに囁かれているのがコネの話です。
普通の社会で生きていてもたまに見かける事のあるコネや七光ですが、競艇にはそういった実情はあるのでしょうか?
答えは「微妙にある」です。
細かく言うと養成所への入学には有利を取れる事があるかもしれませんが、卒業に関してはあまり大きく関係はしないと言われています。
というのも競艇はおおやけに試合が行われるので、コネでどうこうしたところで実力でついていけなくなってしまったりしてしまう事が考えられますからね。
一度卒業してレースに出てしまえば後は実力社会、親のコネだけではどうにもいかないでしょうし、コネで選手になるメリットは薄いと言えるでしょう。
とはいえ優位な部分は多いかも
コネでデビューはあまり有用性はないと言いましたが、それとはまた別に親からアドバイスを貰ったり知識を増やしやすい環境である事は確かだと思います。
例えばペラについての知識だったり、レース運びや親自身の経験からくるコツだったりといった物を教わったとお話している選手もいますし、逆に競艇の話はあんまりしないという選手もいたりします。
まとめ:関係性のオタクに突き刺さる選手の家族関係
と、今回は親子レーサー達を紹介させて頂きました!
好きだった選手の息子や娘が親に追いつけ追い越せと上り詰めていく姿。
感覚で言えば前作主人公の息子が新作の主人公だった、みたいな感覚に近いでしょうか?
思わず応援したくなりますよね。
なんだかこの記事を書いていたら親孝行がしたくなったので、この辺りで切り上げさせていただきます。
それではまたお会いしましょう!

- けーくん
- 競艇とゆかりのない長野出身。
東京に出てきてから競艇に出会ってドハマりしました。
普段よりの趣味はゲームで、Steamゲーを買い漁ってます!