長崎支部のベテランボートレーサー「落合敬一(おちあい・けいいち)」選手が2000勝を目前に2023年10月5日に引退!
2023年10月11日に、長崎支部所属のボートレーサー「落合敬一」選手が引退したとのニュースが流れました。
今回は引退した落合選手について、同期で未だ活躍中のボートレーサーや、弟子が居るかどうかなどまとめていきます。
通算勝利数1984勝、通算優勝回数48回、生涯獲得賞金額8億6077万428円と、ボートレーサーとして十分な戦績を持つ落合選手はなぜ引退することになったのか?
引退理由や、引退試合についても詳しく調査していきます!
目次
ベテランボートレーサー「落合敬一」選手が2023年10月5日に引退!
将棋の藤井聡太さんが八冠達成と世間が沸き立った2023年10月11日、ボートレース界でも密かに重大ニュースが流れました。
それは、長崎支部の現役最古参選手だった落合敬一選手が、ボートレーサーを引退するというものでした。
引退届自体は10月5日に提出済み、滞りなく引退が受理されたとのことで、また1人昭和の時代を駆け抜けたボートレーサーが引退することとなってしまいました。
昭和から活躍するボートレーサーがこれでまた1人減ってしまうな
落合選手の引退の理由は?4期通算勝率が理由のクビではない
ベテランボートレーサーが引退するというと、4期通算勝率が理由での首を真っ先に思いつく人も多いでしょうが、落合選手の引退の理由はそれではありません。
確かに落合選手の成績はここ数年落ち込んでいて、B1級にいることが多くなっていましたが、今期適用成績の級別はA2級、勝率も5.05でした。
本人もインタビューで4期通算のクビでなく自分で引退を決めた、最近はエンジンが出ても思い通りのレースができなかったと、語っていました。
このことから成績不振でのクビや、怪我が原因での引退ではなく、ボートレーサーとしての限界を感じての引退だということがわかります。
ボートレーサーは事故が原因の怪我も多い、引き時は見極めなければいけないからな
そもそも落合選手ってどういう選手?プロフィールを詳しく調査!
- 登録番号:3151
- 生年月日:1964年4月9日
- 身長:167cm
- 体重:52kg
- 血液型:B型
- 支部:長崎
- 出身地:長崎県
- 登録期:54期
- 級別:A2級
デビュー戦は1984年5月ということで、ボートレーサーになった年齢は20歳ですね。
通算勝利数は1984勝、優勝数は48回となかなかの成績の持ち主で、SGにも4節出走した過去があります。
生涯獲得賞金は8億6077万428円で、2000勝を達成できなかったのだけが悔やまれますね。
落合敬一選手の同期選手
- 島川光男選手
- 江口晃生選手
- 金子良昭選手
生涯獲得賞金が8億円超え……やはりボートレーサーは儲かる職業なのだな
2000勝達成の同期選手たち!「江口晃生(えぐち・あきお)」選手は現役A1級で2022年にSG出場も!
落合選手の同期選手には2000勝達成の選手が3人もいて、その中でも島川光男選手は2500勝達成と群を抜いています。
ですが、最近では徐々に勝率が落ち、A2級やB1級になることも増えてきているようです。
また、金子良昭選手も2000勝を達成しているものの徐々に勝率が落ちている選手で、ここ2年ほどはB1級に甘んじているようです。
ですが、同期の2000勝レーサーの中でも江口晃生選手だけは別格のようで、調べられる範囲ではずっとA1級、しかも2023年に入ってからも一般戦とはいえ優勝を重ねています。
さらには2022年には、ボートレースオールスターとボートレースダービーに出走と、2回もSGに出走しているというので驚きです。
落合選手と同期ということはこの3人も60近く……
それでここまで活躍できるのはやはりすごいな
落合選手の弟子は?「木場悠介(こば・ゆうすけ)」選手と「高木圭大(たかき・けいた)」選手の2人!
39年という長期にわたってボートレーサーとして活躍した落合選手には、さぞかし多くの選手が弟子になっているかと思いましたが、意外にも弟子は2人だけでした。
その弟子は木場悠介選手と、高木圭大選手で、2人とも長崎支部所属のボートレーサーですね。
2人とも若手の選手だから、弟子を取り始めたのは最近のことのようだな
木場選手はパチスロ好き!?モンキーターンのパチスロからボートレーサーになる!
- 登録番号:4948
- 生年月日:1992年10月8日
- 身長:170cm
- 体重:52kg
- 血液型:A型
- 支部:長崎
- 出身地:鹿児島県
- 登録期:119期
- 級別:A2級
1人目の弟子の木場選手は119期のボートレーサーで、同期には土屋南選手や西橋奈未選手などがいます。
木場選手は大学4年の就職活動真っただ中の時に、当時パチスロ化していたアニメ「モンキーターン」でボートレースを知り、そのまま養成所の受験をしたとか。
幼少期からボートレーサーに憧れる選手が多い中、これは異色の経歴と言っても良いでしょう。
養成所では卒業記念競走で優勝、プロになってからは2021年に初優勝を獲ってからは優勝は無しですが、徐々にグレードレースへの出走も増えていて実力を伸ばしている選手です。
2022年後期からはA2級で、勝率や3連対率も安定していますのでこれからの活躍に期待できるボートレーサーですね。
モンキーターンでボートレースを知る人は多いが、パチスロからというのは意外だな
落合選手の同級生の息子!高木選手は落合選手に憧れてボートレーサーになる
- 登録番号:5011
- 生年月日:1997年5月14日
- 身長:166cm
- 体重:54kg
- 血液型:O型
- 支部:長崎
- 出身地:長崎県
- 登録期:121期
- 級別:B1級
2人目の弟子の高木選手は121期のボートレーサーで、なんと落合選手に憧れてボートレーサーになったそうです。
高木選手の父親は落合選手の中学時代の同級生だそうで、その縁で落合選手に師事したのだとか。
スタート事故も少なく平均STも良いものの、優勝はおろか優出もまだのようです。
とはいえ、デビュー当時と比べて1着数も3連対率も良くはなってきているので、こちらもこれからの活躍に期待ですね。
父親の同級生が活躍していたら、やはり憧れるものなのだろうな
落合選手の引退レースは4号艇で5着!超抜モーターを引くも節中の成績もよくなかった!
落合選手の引退試合となってしまったのは、2023年9月29日からボートレース戸田で開催されていた一般戦「第5回埼玉新聞社杯」の最終日8Rでした。
男女混合の一般戦ということで、B2級からA1級までの男性レーサー、女性レーサーが集結していました。
- 1号艇:田代達也(B1級・東京)
- 2号艇:板倉敦史(B1級・東京)
- 3号艇:西島義則(A1級・広島)
- 4号艇:落合敬一(A2級・長崎)
- 5号艇:楠将太郎(B1級・埼玉)
- 6号艇:吉田一郎(A2級・長崎)
このレースでは3号艇西島選手のみがA1級で、オッズはこの選手を中心に集まっている状態でしたが他の選手に関してはほぼ同格。
あえて言うなら5号艇楠選手が若く勝率が低く、4号艇落合選手が超抜モーターを引いたということくらいでしょうか。
結果は2-3-5で払戻金は12,610円!
落合選手は4号艇で4コースから出走したものの、5着という結果に終わってしまいました。
落合選手はこの節で1号艇から出走するものの5着に終わるレースもあり、節終了後には引退することを決めたそうです。
超抜モーターを引きつつも、節中1回も1着になれないというのはボートレーサーにとっては屈辱的だったのではないでしょうか。
引退試合は超抜モーターを引きつつ5着か、これは辛かっただろうな
まとめ:長崎支部現役最古参の落合敬一選手が引退!2000勝目前も自身の力不足を自覚し自ら引退!
- 2023年10月5日付で長崎支部で長年活躍した落合敬一選手が引退届を提出
- 54期勝率上位4人に入る実力も2000勝を目前での自主引退
- 弟子には119期の木場悠介選手と121期の高木圭大選手がいる
- 引退レースは4号艇から5着、超抜モーターを引くも節中に1着をとることは出来なかった
今回は長崎支部所属のボートレーサー落合敬一選手が2023年10月5日に引退したということで、落合選手のことをまとめてみました。
落合選手は昭和から活躍するボートレーサーの1人でしたが、2000勝目前の1984勝での引退となってしまったことだけが残念です。
とはいえ、48Vで生涯獲得賞金は8億円を超えているそうなので、これからゆっくりとした老後を送ってほしいものです。
弟子の木場選手と高木選手が、落合選手の成績を超えられるような選手になれるかが見どころですね!
- ローレル
- 子供のころから大の車好きで、オートレースをやっていたが競艇の的中率を知って競艇に興味が出る。
夢は万舟券をたくさん当てて国産スポーツカーを買うこと。