華やかな世界!?ボートレーサー(競艇選手)の「年収・懐事情・出費・寄付活動」などを紹介!

平均年収1700万円と言われるボートレース(競艇)の世界。
平均年収400万と言われる日本だと物凄い金額を稼いでいると思われるが、稼げているのはごく一部の実力ある選手たちのみ。
数年で辞めてしまう選手たちもたくさんいる業界で厳しい現実もある。
今回は、ボートレーサー(競艇選手)の「年収・懐事情・出費・寄付活動」などを紹介を紹介していく!
目次
気になるボートレーサー(競艇選手)の平均年収は!?

ボートレーサー(競艇選手)の年収は成績に大きく左右される。
それは当然、優勝賞金などがあるからだ。
2021年の平均年収は約1,700万円と言われている。
階級ごとの平均年収を以下にまとめたから見ていこう。
階級 | 平均年収 |
---|---|
A1 | 3,000万円 |
A2 | 1,800万円 |
B1 | 1,100万円 |
B2 | 500万円 |
B2の選手で500万円だが、以前峰竜太選手がYouTubeで全く勝てない選手でも月に20万円くらいの収入は入っていると言っていた。
ボートレーサー(競艇選手)にはレースに出走すると支払われる手当がある。
「完走手当・出場手当・出走手当」とあり、1レース当たり最低1万円は貰うことができることから20万円くらいという計算なのだろう。
ボートレース(競艇)は完全に実力主義の世界なのだ!
強ければ稼げるが弱ければ生活も苦しいほどの収入で厳しい世界だな
驚愕の年間獲得賞金額!?
年度 | 選手名 | 年間獲得賞金額 |
---|---|---|
2021年 | 瓜生正義 | 1億8211万円 |
2020年 | 峰竜太 | 2億5302万円 |
2019年 | 石野貴之 | 2億2564万円 |
2018年 | 峰竜太 | 2億292万円 |
2017年 | 桐生順平 | 2億1224万円 |
2016年 | 瓜生正義 | 2億1373万円 |
2015年 | 山崎智也 | 2億2933万円 |
2014年 | 菊地孝平 | 1億6954万円 |
2013年 | 池田浩二 | 1億9823万円 |
2012年 | 山崎智也 | 1億6351万円 |
年間賞金金額が2億を超える年もあり、過去一番大きい額だった年は2002年の植木通彦元選手が稼いだ2億8393万円だ!
また、生涯獲得賞金額1位は松井繁選手でその獲得賞金は驚愕の39億円!
ちなみに、2位は今村豊元選手で29億4144万円、3位は先日引退した山崎智也選手で25億9690万円だ。
1億円以上稼いでる選手が10人いた年もあったな!
気になるレースごとの優勝賞金は?
ボートレース(競艇)の優勝賞金は最高1億円、最低74万円だ。
SGの優勝賞金を以下にまとめた。
開催月 | レース名 | 優勝賞金 |
---|---|---|
3月 | ボートレースクラシック | 3,900万円 |
5月 | ボートレースオールスター | 3,900万円 |
6月 | グランドチャンピオン | 3,300万円 |
7月 | オーシャンカップ | 3,300万円 |
8月 | ボートレースメモリアル | 3,900万円 |
10月 | ボートレースダービー | 3,900万円 |
11月 | チャレンジカップ | 3,300万円 |
12月 | グランプリシリーズ戦 | 1,600万円 |
12月 | グランプリ | 1億円 |
この年の賞金王を決める戦いとまで言われるグランプリ(賞金王決定戦)の優勝賞金は1億円で最大規模のレースだ!
なんと優勝戦は
- 2着4,700万円
- 3着3,300万円
- 4着2,400万円
- 5着2,200万円
- 6着2,000万円
となっている。
また、
- PG1
- G1
- G2
- G3
- 一般戦
の優勝賞金は以下の通り。
グレード | 優勝賞金 |
---|---|
PG1 | 1,100万円~1,500万円 |
G1 | 480万円~1000万円 |
G2 | 450万円 |
G3 | 105万円 |
一般戦 | 74万円~ |
見てわかる通り、ボートレーサー(競艇選手)で稼ぐには上のグレードの大会で優勝するのが前提であり、階級が低い選手は稼ぐのが難しい。
A1級選手も出場する一般戦で74万円〜なので、実力が物を言うことになる。
ただそれでも夢のある世界だな。
ボートレース(競艇)の厳しい世界!
ボートレース(競艇)には厳しい罰則や罰金がある。
代表的なのはフライングで、選手生命にすら関わると言われている。
その厳しい罰則内容について少し触れておこう。
- 予選でフライングしたら優出不可
- G1の優勝戦でフライングした場合:斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退・G1への6か月出場停止
- G1の準優勝戦でフライングした場合:斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退・G1への3か月出場停止
- SGの優勝戦でフライングした場合:斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退・SGは12か月、G1は6か月出場停止
- SGの準優勝戦でフライングした場合:斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退・SGは4回、G1は3か月出場停止
SGやG1への出場停止もあるため、つまり収入が大幅に減るのだ。
また、フライング1本につき6万円の罰金を開催場に支払う必要がある。
さらには、2本目以降は訓練施設でスタート訓練を受けることになるので、追加でお金を支払うことになる。
他にも、危険を伴う職業なので国民健康保険料は年間40万円だし、生命保険の加入も義務付けられている。
他にも様々な出費があるので、冒頭で全く勝てない選手でも月20万円も貰えてるの!?と思っただろうが出費も大きいんだ!
ボートレーサー(競艇選手)の社会貢献
ボートレース(競艇)は業界全体で社会貢献活動に取り組んでいる。
ボートレーサー(競艇選手)の懐事情は厳しいが、トップレーサーともなれば億というレベルで稼げるので中には、寄付などしているボートレーサーもいる。
そちらを幾つか紹介していく!
紺綬褒章受賞!毒島誠選手

A1級選手として数々の活躍を魅せてきてくれた毒島誠選手は、自然災害などの被害を受けた被災地へ長年に渡り寄付活動をしている。
紺綬褒章は500万円以上の寄付をした人に与えられるものなので、多額の寄付をしている事がよくわかる。
紺綬褒章を授与された際 「がんばっていい結果を出し、それを被災者に寄り添って活動している人たちへの活動資金として寄付することはできると思い、レースに参戦している。
今後もみなさんに元気を届けられるようなレースをしたい」 と話していた。
本当に毒島誠選手らしいと感じる。
SG賞金全額寄付!守田俊介選手

守田俊介選手は、2015年のボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)で開催されたSG「第62回ボートレースダービー」でSG初制覇し、その翌月に日本財団・東日本大震災支援基金を通じて優勝賞金3500万円を寄付した。
東日本大震災後、自身がボランティアで現地に行った際に怖くて何も出来ずに帰ってしまったようだ。
その事がきっかけとなり、「次のSG優勝したら全額寄付する」と決めたとのこと。
この業界(競艇業界)に対して一生一度の恩返しがしたかった。
どうすればいいか。
よし寄付しよう。
寄付という形で業界に感謝の気持ちを伝えよう
と行動に移したらしい。
素晴らしい選手だ!
まとめ:ボートレーサー(競艇選手)の厳しい現実と夢のある世界!

- 湘南テルオ
- 競艇の記事を書き初めて1年目の新米ライター。
分かりやすくをモットーに競艇場のお得な情報をお届け。
趣味はスポーツと食べることで休みの日は常に出かけたりするアクティブ派。
地元湘南大好き。