女子戦の集団フライングで帰郷者が2人！ 賞典除外者も？ / 桐生「G3 オールレディース」

「G3 オールレディース」とは、その名の通り女子選手のみで行われるG3競走です。

年に20回程度行われており、今年度（2021年）は全24回開催される予定です。

（3日目に集団Fのあった）今節は2021年度で12回目の開催で、ちょうど折り返し地点でした。

オールレディースは比較的、「イン有利」のジンクスに沿った結果になりやすい大会です。

そのため、堅めの買い方をする競艇ファンからも人気があります。

今後のオールレディース開催予定

以下は、今年（2021年）中に開催が予定されている残りのオールレディースの日程表となります。

• 大会名：第54回日刊スポーツ杯 オールレディース
• 開催場：ボートレース桐生
• 日づけ：2021年6月20日（大会3日目）
• レース：第1レース（15：17～）
• 天候：晴れ
• 風向き：ホーム追い風
• 風速：6ｍ
• 波高：5㎝

該当レースの会場はナイターレースの行われているボートレース桐生。

1Rだったこともあり、まだ日は暮れておらず明るい中での競走でした。

しかし、風速6ｍという強い風が吹いており、波高5㎝と高め。

これだけ荒れた水面でありながらも、安定板は用いられていませんでした。

1Rの集団フライングは何故起きたのか？

該当レースの出走表を見てみましょう。

このレースでF（フライング）を起こしたのは4～6号艇の選手です。

4号艇の富樫麗加（とがし れいか）選手と5号艇中谷朋子（なかたに ともこ）選手は当レースでの主力となるA2級の選手でした。

富樫選手・中谷選手は枠なり進入となればダッシュ勢となるので、なんとしてもスタートはスロー勢よりも早いタイムを切って勝負を仕掛けたかったに違いありません。

特に4コースはダッシュ勢の中では一番内側（インコース寄り）の艇となるので、その気持ちは強かったことでしょう。

また、5・6号艇にしても、4コースが道を切り開いてくれれば、2・3着に入れる可能性はグンと上がります。

チャンスを掴むためには、5・6号艇は4号艇に大きく遅れを取ることは許されません。

そして、これが該当レースの各選手のSTとなります。

4号艇の富樫選手がコンマ05、5号艇の中谷選手と6号艇の新田芳美（にった よしみ）選手がコンマ01のフライングとなっています。

カドとなる富樫選手が5・6号艇よりも気持ち早めにスリットを通過していますね。

悪天候によってスタート勘が狂った状態で勝負駆けをしてしまったために4号艇の富樫選手が大きくフライング。

それにつられて、アウトコース2名もフライングとなってしまったのが、集団Fが起こった原因という所でしょうか。

本レースの4号艇に番組されていた富樫選手は非常識なフライング（コンマ5秒以上のフライング）により、後半9Rを走った後に即日帰郷。

また、5号艇の中谷選手も負傷悪化により帰郷しました。

さらに、8Rでは木村沙友希（きむら さゆき）選手が選手責任による返還欠場で賞典除外となりました。

悪天候が影響してか、大波乱となった今節3日目。 後半戦も目が離せません。