寺田祥選手が転覆事故で予選トップから13位まで急落/徳山G1

2021年5月12日、ボートレース徳山で行われていた記念レース「G1開設68周年記念 徳山クラウン争奪戦」(大会4日目)で、前日まで予選の得点率トップだった寺田祥選手が転覆失格による減点で、予選13位にまで急降下しました。
いったい、このレースで何が起こったのでしょうか。
この記事では、転覆の原因などを考察・解説しています!
目次
レース情報
- 大会名:G1開設68周年記念 徳山クラウン争奪戦
- 会場:ボートレース徳山
- 日付:2021年5月12日(4日目)
- レース:9R
- 天候:雨
- 風向:右横風
- 風速:1m
- 波高:1㎝
風や波は穏やかなものの、天候は雨でした。
雨は視界を悪くするので、スタートが勝敗を握るダッシュ勢はやや不利な状態と言えます。
スロー勢がやや優勢な気候。6号艇の寺田選手も内心焦っていたのかもしれない…
出走表はこちらの通り!
- 1号艇:小坂尚哉選手(A1)
- 2号艇:渡邊雄一郎選手(A1)
- 3号艇:羽野直也選手(A1)
- 4号艇:西野雄貴選手(A1)
- 5号艇:花本剛選手(B1)
- 6号艇:寺田祥選手(A1)
5号艇の花本剛選手以外は、A1級という番組。
地元選手は花森選手と、寺田選手が番組されています。
最終オッズの3連単1番人気は1-3-6(7.7倍)、次点が1-6-3(10.8倍)と前日首位の寺田選手は注目選手でした。
レースは熾烈な2・3着争いに! 2周目2Mでは寺田祥選手がまさかの転覆!?

STは4号艇の西野雄貴選手がコンマ11でトップ。
続いて速かったのが、コンマ14で小坂尚哉選手。
寺田選手のSTはコンマ20とやや遅めでしたが、それでもスリット通過は4番目でした。

1周目1マークで先マイしたのは1号艇小坂選手。
2号艇渡邊雄一郎が差そうと内側を攻めますが、わずかに届きません。
そして、後続する3号艇羽野直也選手は1号艇と2号艇の間を抜けようと試みますが、2艇間の隙間が舟幅よりも狭くなり、行く手を阻まれてしまって減速します。
1・2・3号艇が1Mを通過してから内側を突いたのが4号艇西野選手。
4号艇はそのままバック側で伸びを見せ、3号艇を抜いた後に2号艇と並んで2着争いに。
一方、6号艇寺田選手は大きくターンが膨らみ、1M通過時は5着という位置取り。
しかし、バック側で伸びを見せ、3号艇と並び4番手争いに持ち込みます。
その後、寺田選手は1周目2Mでインを攻めますが、差しは届かずに順位変動は無し。
そして、浮いた舳先が、追い上げてきた3号艇に接触して転覆となりました。

その後は、1位の1号艇ぐんぐんと後走する艇と差を開いていき、3周目バック側では2着4号艇、3着2号艇という形で落ち着きます。
寺田選手の転覆が無ければ、結果は変わっていたかもしれませんね。
1Mでの膨らみ方と良い、寺田選手は普段よりもモーターの伸びが強過ぎたのかもしれないな…
寺田祥選手のプロフィール
- 出身地:山口県
- 生年月日:1978年9月20日(42歳)
- デビュー日:1997年11月19日
- 所属:山口支部
- 登録期:81期
- 登録番号:3942
- 級別:A1級
- SG優勝:2回
- GI/PGI優勝:6回
寺田選手はデビューから15年目となる中堅選手で、SGを2回優勝している程の実力の持ち主です。
2011年に行われたG1徳山クラウン争奪戦では、記念すべき通算1,000勝を達成しました。
このことを鑑みると、寺田選手にとって「G1徳山クラウン争奪戦」は思い入れのある大会でもあったのかも知れません。
地元大会であることも相まって、今節の気合いの入り方は一層強かったのではないでしょうか。
ケガがなくて良かった。気持ちを切り替えて、5日目以降も頑張って欲しいな!
まとめ:4日目予選トップは原田幸哉選手に!
今節の予選最終日となる大会4日目は、前日3位タイだった原田幸哉選手が1位通過となり、幕を閉じました。
前日首位の寺田祥選手が予選最後となる9Rで、まさかまさかの選手責任での転覆。
5点減点で予選13位にまで急降下という不測の事態に。
10Rで3着以上なら首位に立てた魚谷智之も、惜しくも4着まで。
このまま予選トップ通過の原田選手が優勝となるのでしょうか。
「G1開設68周年記念 徳山クラウン争奪戦」、5日目以降の展開にも要注目です!
トラブルもあって熱いシチュエーション。5日目以降も波乱の予感だな!

- ドント小東
- 競艇歴100年のファッションデザイナー☆降臨☆
【教えてやろう、競艇なんて簡単だ】
潤沢なノウハウ、金、富、そして金の全てを兼ね備えた貧乏ライターです
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