準優戦で4艇転覆のアクシデント!? 3連単・3連複が不成立に!
2021年5月5日のボートレース戸田にて行われていた一般競走5日目、準優戦となる10Rにてその事故は起こりました。
4艇転覆の大アクシデント。
この事故によって3連単・3連複が不成立に。
発売額の約95%返還となりました。
この記事では事故の詳細をまとめています!
目次
事故のあったレース概要
- 大会名:第32回ウインビーカップ
- 会場:ボートレース戸田
- 日付:2021年5月5日(5日目)
- レース:10R(準優勝戦)
- 天候:曇
- 風向:右横風
- 風速:5m
- 波高:3㎝
4艇転覆の起きたレースの概要は上記の通りです。
見ての通り、事故の起こったレース時の水面状況はやや荒れ模様でした。
強風が吹いている際、ダッシュ勢の勝負駆けが難しいと言われています。
加えて、波高がやや高いので水面は不安定な状態でした。
ダッシュ勢は大きく不利に働くシチュエーションです。
不安定な水面でスピードを乗せる航走は、非常に危険な行為だぞ!
出走表
- 1号艇:中澤 和志(A1)
- 2号艇:佐藤 翼(A1)
- 3号艇:中村 尊(A2)
- 4号艇:佐竹 友樹(B1)
- 5号艇:栗原 直也(B1)
- 6号艇:山崎 義明(A1)
当競走は企画レースでもないにも関わらず、全員が埼玉支部の選手という異例の準優戦でした。
地元会場での大会と言うこともあり、6名の選手たちは『同僚たちには負けられない』と、熱く闘志を燃やしていたことでしょう。
A1級の主力選手2名が1・2号艇に番組されており、水面も相対的にイン有利な状態だったので、3連単は1-2-3が1番人気(オッズ:7.0倍)・1-2-4が2番人気(8.0倍)・1-2-6が3番人気(14.6倍)でした。
レース内容
スタートは枠なりで、隊形も123/456と平均的でした。
しかし、STがなんと全艇がコンマ0秒台という大接戦という開幕。
準優勝戦ということもあり、選手達の本気度が見られます。
しかし、それが祟ってか、全速ターンを試みる3号艇中村選手とそれに続く1号艇中澤選手が1Mを旋回時に異常に大きな飛沫を立てます。
2艇はターン中にバランスを崩して転覆。
転覆した2艇に衝突し、巻き込まれるような形で2号艇佐藤選手と5号艇栗原選手も同じく転覆となりました。
無事だったのは4号艇佐竹選手と6号艇山崎選手。
先にバック側に着いたのは4号艇の佐竹選手でしたが、6号艇の山崎選手の差しが成功してそのまま1着と相成りました。
地元開催となる埼玉選手のみの準優戦は、4艇転覆という大ハプニングがありつつも、A1級のベテラン選手である山崎 義明選手の勝利という形で幕を閉じました。
艇同士がぶつかる凄惨な事故だったようだ。選手たちが心配だな…
まとめ:当事故による返還総額は4519万2000円! ケガ人は無し!
当事故による返還総額は売上の95%となる4519万2000円でした。
3連単・3連複すべてが返還となったほか、1番人気の中澤和志選手と2番人気の佐藤翼選手が脱落したこともあって、ほとんどの舟券が返還となったようです。
当レースは強風が吹く中での競走だったということもあり、波高が比較的高く、全力旋回が失敗しやすい水面状況でした。
STの早さから見受けられる通り、出場選手たちが転覆事故のリスクを顧(かえり)みずに勝負駆けを行ったことが原因で起きた事故と考えられます。
幸い、当レースの事故によるケガ人はいませんでした。
最終日のレースには4人とも出場するということです。
熱い勝負は良いが、選手たちがケガするような激しい事故は勘弁だな…!
- ドント小東
- 競艇歴100年のファッションデザイナー☆降臨☆
【教えてやろう、競艇なんて簡単だ】
潤沢なノウハウ、金、富、そして金の全てを兼ね備えた貧乏ライターです
峰はワシが育てた…