BOAT RACE(ボートレース)振興会、新型コロナウイルス緊急支援として10億円寄付
BOAT RACE振興会は、日本財団の「災害復興支援特別基金<新型コロナウイルス緊急支援>」へ10億円の寄付をしました。
また、日本モーターボート競走会も同様に1億円の寄付をしています。
当記事は、ボートレースによる売上金の使い道についてをピックアップしています。
目次
BOAT RACE振興会がコロナ対策に10億円寄付
BOAT RACE振興会がコロナ対策に10億円を寄付しました。
以下は、ボートレース公式のHPに上げられた報告文です。
『この度、BOAT RACE振興会は、日本財団の「災害復興支援特別基金<新型コロナウイルス緊急支援>」へ10億円の寄付をさせていただきました。
また、日本モーターボート競走会も同様に1億円の寄付をさせていただいております。
これらの資金は日本財団を通じて医療機関の破綻を防ぎ、感染症指定医療機関の医療用資機材の充足により医療体制を整えるために活用される予定です。
これもひとえに、ボートレースファンの皆様の日頃のご愛顧の賜物と重ねて深くお礼申し上げます。』
競艇は総売上の25%が地方自治体のもとへ! その使い道とは?
競艇の売上75%は払戻金として競艇ファンへと還元されていますが、残り25%は地方自治体の収益となります。
今回の寄付に回されたのは、この売上の1部となります。
地方自治体に渡った、売上の25%の使い道は以下のようになっています。
「日本財団への交付」
日本財団は競艇の収益金をもとに、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行なっている公益財団法人です。
今回の10億円の寄付先は、この日本財団が行っているチャリティーです。
「(一財)日本モーターボート競走会への交付」
レースを主催する自治体から委託を受け、ボートやモーターの維持・管理、競走開催中の選手の管理、競走の運営など、レースの公正かつ安全な実施のために使われています。
「地方公共団体金融機構への納付」
地方公共団体金融機構を通じて、上下水道の整備など、地域で役立てられています。
「開催経費」
管理費、人件費、施設費、選手への賞金などです。
残額は「レースを主催する地方自治体」へ
地方自治体の予算に組み入れられ、小中学校や体育館、美術館、公営住宅や病院などの公共施設の建設に使われています。
2020年のボートレースによる総売上は1兆9,000億円越え!
ボートレースの2020年次(2020年1月1日~12月31日)の総売り上げは、1兆9014億8760万2100円でした。
10億円という大金をポンと寄付できるのも頷けますね。
ボートレースで得られた収益は具体的にどんな場所に回っているのか?
今回、コロナ対策に10億円を寄付したとして大きく取り上げられていますが、競艇の売上金は普段どのような場所で使われているのでしょうか。
「地方自治体の財源として」の具体的な利用先は以下の通りです。
教育費用
- 学校施設の整備
- 美術館や体育館・プールなどの運動施設を建設
- 公民館の建設
小学校や中学校といった学校施設の整備や、芸術を身近に感じてもらったり、健康を保持したりするための、美術館や体育館・プールなどの運動施設を建設。
また、地域住民の方々が余暇活動として気軽に利用できるように公民館の建設などを行うための費用です。
その名の通り、未来を担う子供たちの教育に役立っています。
公営住宅費用
- 住宅の建設・整備
- 公営住宅の建設
お手頃な家賃で借りることができる公営住宅の建設が主体です。
人口が急増した昭和40年代後半から50年代前半にかけては、とくに盛んに行われました。
現在にいたるまで、数々の公営住宅を建設されています。
土木費用
- 街路樹や公園の整備
- 歩道の整備
いわゆる、区画整理事業に使われている費用です。
住みやすい街づくりに一役買っています。
消防費用
- 消防自動車、特殊消防車の整備
- 消防団の消防設備や、防災無線の整備
消防自動車、はしご車やポンプ車や化学車などといった特殊消防車の整備に活用されます。
また、消防団の消防設備や、防災無線の整備にも活用されています。
火災などの緊急事態に障害なく機能させるのに欠かせない費用です。
保健衛生費用
- 地域における中核病院の建設
- 清掃施設の建設
地域住民の中核病院として、高度な医療水準を持った病院。
保険衛生費としては、そのような病院の建設に活用されています。
ごみなどを処理する清掃施設の建設にも活用されています。
保健衛生的な観点から市民の健康を守るための費用です。
民生費用
- 特別養護老人ホーム等の福祉施設の建設
「特別養護老人ホーム」などの建設に活用されています。
障害者や児童などをサポートする各種福祉施設の建設等に活用されています。
高齢者・障がい者・児童、すべての人に幸せな毎日を送ってもらうための費用です。
産業経済費用
- 城やハイキングコースなどの観光資源の整備に活用
- 商工業や観光の拠点となる商工会館などの建設
城やハイキングコースなど、その地域の観光地や観光資源の整備。
また、その他にも地域の商工業や観光の拠点となる商工会館などの建設にも役立っています。
地域経済にも潤いをもたらす大切な観光資源を守るための経費です。
災害復旧費用
- 集中豪雨や台風等が起きた際の復旧費用
集中豪雨や台風等が引き起こした越水氾濫や土砂崩れなどにより、被害に見舞われた箇所を現状復帰させるための費用です。
大震災などの大規模な災害などではなく、比較的規模の小さい災害で活用されています。
公害対策費用
- 大気汚染・地盤沈下・騒音などの公害対策費
公害対策費は主に、地方公共団体が行政的に取り組むべき「典型7公害」の対策に活用されています。
その他建築費用など
- コミュニティホール・コンサートホールなどの建設
コミュニティホールやコンサートホールなどの他、庁舎建設や庁舎を訪れる方々のための駐車場の整備、コミュニティバスの運営、地域の方々の交流推進事業などにも活用されています。
私たちの生活をさらにより豊かにするための経費になります。
まとめ:競艇ファンは社会貢献度高い?
競艇の売上の何割かは、「日本財団」の行う慈善活動の資金になる他、競艇の売上は「開催会場のある地方自治体の財源」として活用されます。
今回のコロナ対策への10億円寄付もその資金繰りの一環です。
なるほど、私たち競艇ファンは間接的に地方の活性化や、公共団体の慈善活動に一役買っているようですね。
『私たちは日本の明るい未来のために舟券を買っている』と言っても、過言ではないのかもしれません!(笑)
- ドント小東
- 競艇歴100年のファッションデザイナー☆降臨☆
【教えてやろう、競艇なんて簡単だ】
潤沢なノウハウ、金、富、そして金の全てを兼ね備えた貧乏ライターです
峰はワシが育てた…