連日発生! 度重なる『非常識なフライング』は悪天候が原因!? ひとくち競艇ニュース
2日の浜名湖G1に続き、3日にびわこでも「非常識なフライング」が発生しました。
深見亜由美(ふかみ あゆみ)選手が、1コースから0.08秒のフライングを切ってしまったのです。
何故2日も連続で「非常識なフライング」が発生しているのでしょうか?
その謎に迫ります!
目次
深見亜由美選手の「非常識なフライング」があったレースの概要
- 日 付:2021年3月3日
- 大会名:第4回オールサンケイスポーツ杯(一般競走)
- 会 場:ボートレースびわこ
- レース:2日目第4R-予選(安定板使用)
- 天 候:晴れ
- 風向き:北風(追い風)
- 風 速:3m
- 波 高:5cm
- 総売上:3160万9900円(※該当レースの総売上です)
- 返還金:976万2400円(総売上の約30.9%)
深見選手は当レースで、0.08秒のフライング(F)。
0.05秒以上の「非常識なフライング」ということで、即日帰郷の措置が取られました。
非常識なフライングは他艇のスタートにも悪影響を与えかねないとして、「即日帰郷」という厳しい罰則が与えられるようになっています。
前日3月2日にも浜名湖G1で、集団フライングがありました
- 日 付:2021年3月2日
- 大会名:G1浜名湖賞 開設67周年記念
- 会 場:ボートレース浜名湖
- レース:初日第5R-予選
- 天 候:雨
- 風向き:北風(向かい風)
- 風 速:8m
- 波 高:5cm
- 返還金:1億1739万7600円(該当レースの総売上金額)
あの峰竜太選手も出場していた当レース。
こちらはなんと6艇、全艇がフライングしました。 (G1レースということもあって、返還金が1億を超えています)
そのうち4艇が0.05秒を超える「非常識なフライング」となっていました。
「非常識なフライング」が連日続出している理由とは!?
3月2日の浜名湖と翌3月3日のびわこで「非常識なフライング」が出た両レースには共通点があります。
それは上記情報をみてもわかる通り、「悪天候の中で行われた」ことです。
特にG1浜名湖のレースは、風と激しい向かい風に加えて雨も降っており、視界も悪い中のレースでした。
大時計も普段より見づらかったことでしょう。
即日帰郷となった深見 亜由美(ふかみ あゆみ)選手はどんなボートレーサー?
- 支部:愛知支部
- 級別:A1級
- 生年月日:1991年10月19日
- デビュー:2015年11月に地元蒲郡でデビュー
深見選手のお父様は元ボートレーサー(競艇選手)深見康司さんです。
幼少期からお父様から多大な影響を受けてきた深見選手は、高校卒業後に本格的にボートレーサーの道を志しました。
半年間で8回試験を受けてようやく、やまと学校への入学を決めました。
試験に受かるまでの間は、フリーターとしてアルバイト生活をしており、長かったと振り返っています。
しかし、入学後の1年間は、周囲の『厳しかった』という声に反して、けっこう楽しかったのだとか。
将来の目標を聞かれた際には、「クイーンズクライマックスやレディースチャンピオンを取れるような選手になりたい」とも語っていました。
深見選手は今回のレースで今期に入って2本目のフライングとなりました。
4月11日まで地元蒲郡を走った後、60日間のフライング休みに入ることになっています。
まとめ:コンマ05秒のズレなんて常人には感知できません!
スマホのアプリなどに『反射神経テスト』というのがあります。
ランプの色が変わったらボタンを押して、ランプが変わってからボタンが押されるまでのタイムを計るというシンプルなテストです。
筆者がこのテストで測定を行うと、タイムは0.10秒を余裕でオーバーします。
対して、『非常識なフライング』の基準は、なんと半分以下の0.05秒。
こんなシビアな基準をクリアできる方がよっぽど「非常識」な気がしませんか…?(笑)
ボートレーサーに求められる身体能力は尋常ではないということです。
競艇選手たちのスゴさを再認識させられますね。
スタート事故は、スタートで勝負を仕掛けないという証左です。
それだけ、「このレースは勝ちたい」という思いが強かったということです。
深見選手には復帰後も、気を取り直してがんばっていただきたいですね。
- ドント小東
- 競艇歴100年のファッションデザイナー☆降臨☆
【教えてやろう、競艇なんて簡単だ】
潤沢なノウハウ、金、富、そして金の全てを兼ね備えた貧乏ライターです
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