「風」は競艇（ボートレース）の予想の重大要素！？レースへの影響・風の見方・まとめ！

風は「風向き」と「風速」の2点の要素がレースに影響を与えます。

風向きの種類は大きく分けて3つ。

• 追い風
• 向かい風
• 横風

このうち主にレースに影響を与えるのは追い風と向かい風です。

風の情報の見方と合わせて詳しく見ていきましょう！

直前情報から風の情報をチェック！

当日の風の情報はもちろんレース当日にならないとわかりません。

風の情報は展示航走終了後にBOATRACE公式サイトの直前情報で公開されます。

展示航走終了後からレース本番までのおおよそ20分間で風の情報を含め予想をするわけですね！

それでは風の見方について解説します。

上記の画像からは風速3mの向かい風が吹いていたことがわかりますね！

また、風向きと風速を合わせたセオリーは以下の通りです。

• 【無風～1m】1コース有利
• 【追い風2～3m】2コース有利
• 【追い風4m以上】2～4コース有利
• 【向かい風2ｍ以上】4～6コース有利

追い風が吹くとインコース有利に！？

追い風が吹くと助走距離の短いスロー勢のインコースがスピードに乗りやすくなるため、インコースが有利になります。

自転車に乗っていても同じことが言えますが追い風が吹けば当然スピードが速くなりがちです。

しかし注意しなければならないのはスピードが出すぎるあまりフライングになる可能性が高くなるということ。

スタートが上手な選手でもいつも通りにスタートが決まらずに崩れることが…！

向かい風が吹くとアウトコース有利に！？

追い風とは反対に向かい風が吹くとスピードが出しにくくなります。

そのためスロー勢のインコースがスピードに乗り遅れ、助走距離の長いダッシュ勢のアウトコースが有利になります。

向かい風が吹くとインコースの加速が止まり、アウトコースがスタートダッシュを決めて「まくり」で勝利をする展開が多くなるのです！

続いて強風によるレースへの影響についてお話します。

風速5m以上の時は波乱の展開に！？

横風によるレースへの影響はあまりありませんが、風向きに関係なく風速5m以上の時はレースは荒れる傾向にあります。

大きく艇が傾いたり、風でターンが遅れたりと、予想外の展開となり人気決着になる可能性が低くなるのです。

あえて風速5m以上の時に穴狙いをするのも面白いかもしれません。

安定板使用で逆転も！？

風速何m以上という条件はありませんが、風の状況によって選手全員が安定板使用になることがあります。

安定板使用の場合、一般的にはインコースが有利と言われています。

しかし安定板使用の場合、モーターのパワー差が大きくなることと、インの選手も悪天候の中で普段と同じように走れず逆転の展開も…！

レースが中止になることも…！

台風など、よほど強い風が吹き荒れればレースが中止になることがあります。

現場にいる主催者が危険だと判断した場合にレースは中止になりますが、大体風速10mで中止と判断されることが多いようです。

主催者は選手の安全確保はもちろん、競艇場の職員や来場するお客さんの安全も考えなくてはなりませんからね。

ここで風の影響が強い3大競艇場（ボートレース場）をピックアップしました！

• ビル風が吹き抜ける「平和島競艇場」
• 1年を通して伊勢湾からの季節風の影響が強い「常滑競艇場」
• 瀬戸内海に面し、風を防ぐ障害物がほとんどない「丸亀競艇場」

全国の中でもこれらの競艇場で開催されるレースは安定板使用になることも多いため、波乱の展開に期待して賭けてみるのもいいかもしれません。

同時にこれらの競艇場で予想をする際は風の状況のチェックを強化することをおすすめします！

「風」は競艇（ボートレース）の予想をする上で重要な要素だということはおわかり頂けましたか？

今まで予想をする際、階級や成績など選手情報だけをチェックしていた方もレース直前に風の状況をチェックすることで今まで以上に質の高い予想をすることができるようになるでしょう。

風の影響によって高配当を狙えることもあるので、始めは難しいかもしれませんが慣れてくるとますます競艇は面白くなりますよ！