競艇（ボートレース）初心者必見！舟券の種類とそれぞれの券種の的中率や払戻、各券種のメリット、オススメの買い方などを解説！

競艇の舟券は全部で7種類存在します。

舟券により的中率やオッズに大きな違いがあり、自分が競艇をやる時に何を重視するかによりオススメの買い方が変わります。

以下では、目的別にオススメの舟券をいくつか紹介していきます。

舟券を買いながら競艇を覚えたい初心者にオススメは「2連複」

競艇に興味を持ち始めた競艇初心者の方にオススメの舟券は「2連複」です。

2連複は的中率が高く、連単系の舟券とは違い買い目が抑えられるため、軍資金も少なくて大丈夫です。

基本的には1艇確実に連対しそうな艇を選び、相手を2~3点選ぶような買い方がオススメです。

ギャンブルのドキドキ感を味わいたいなら「3連単」

競艇の醍醐味でもあるドキドキ感を味わいたいなら「3連単」がオススメです。

3連単は全部で120通りと買い目を抑えるのは難しい舟券です。

しかしその分リターンも大きく、思いがけない高配当も狙えます。

まずは1着になりそうな艇を1~2艇、2着になりそうな艇を2~3艇選びましょう。

3着は基本的には総流し（全ての艇を買う）することをオススメします。

競艇では相手選びが難しく、人気のない艇でも3着であれば展開次第で充分届くことがあります。

また、1,2着になりそうな艇を絞れないレースは、買い目が増えすぎてしまうため我慢して買わないことをオススメします。

ここでは各舟券の詳細を解説します。

また、的中率と平均配当、歴代最高払い戻し金額なども紹介します。

1着の艇を当てる「単勝」

1着の艇を当てれば的中するのが「単勝」です。

舟券の中でも最もシンプルなものです。

的中率は1/6。

平均配当は300円前後です。

1番人気が勝った場合は1.5倍前後のオッズが付きます。

2着までに入る艇を当てる「複勝」

2着までに入る艇を当てれば的中するのが「複勝」です。

的中率は1/3。

的中率は高いものの、その分配当は100円～200円程度になることが多く、配当の期待はできません。

また、100円買って当たってもオッズが1.0倍でそのまま賭けたお金が帰ってくるパターンもよく見られます。

1~3着までの2艇を当てる「拡連複」

1着から3着までの2艇を順位にかかわらず当てれば的中するのが「拡連複」です。

選んだ2艇が1-2着でも2-3着でも的中となります。

的中率は3/15。

配当は人気どころでは200円前後、穴目になると800円前後になります。

単勝、複勝、拡連複は少額で

単勝、複勝、拡連複のメリットはやはりその的中率にあります。

しかし、その的中率から当たると考え多くの金額を賭けてはいけません。

単勝、複勝、拡連複の合計の売上は1レースの売上のうち、1%ほどしか満たしていません。

一つの買い目に1万円など多くの金額を賭けてしまうと、それだけでオッズが大きく変動します。

的中する感覚を味わいたい方にはオススメの券種ではありますが、払戻がかなり低くなってしまうためこの三つの舟券を買う際は少額で楽しみましょう。

1着と2着を順番通りに当てる「2連単」

1着と2着を順番通りに当てれば的中するのが「2連単」です。

的中率は1/30ですが、その分高い配当となるケースも少なくないです。

1号艇の成績が飛びぬけて良いなど、1着が固そうなレースは連複系の舟券を買うよりも2連単で舟券を買うことをオススメします。

直近一年間の平均配当は1,871円と、やはり連単系の舟券であるため比較的高めです。

歴代最高払戻はなんと「579,900円」

2連単の歴代最高払戻は2016年5月24日の芦屋競艇場1Rで、その金額はなんと「579,900円」。

この金額は、3連単を含めた歴代最高払戻の中でも4位に入っています。

このレースで勝利した新開選手は、なんと2日前にデビューしたばかりの新人選手です。

競艇学校在籍時の成績は良い選手でしたが、6コースであったため1着はもちろん、舟券に絡んで来るかも微妙だという予想がされていました。

しかし、レースでは6コースから豪快な差し切りをみせ見事初勝利！

また、朝一のレースだったことで2連単、2連複のオッズが歪み、2連単の配当が3連単を上回る結果となり、このような高額な払戻となりました。

1着2着の艇を着順にかかわらず当てる「2連複」

1着2着の艇を着順にかかわらず当てれば的中するのが「2連複」です。

的中率は1/15。

直近一年間の平均配当は929円です。

2連単のほぼ半分くらいなので、的中率通りといったところでしょう。

平均配当のみで考えれば、1R9通り買ってもプラスにすることができますので、舟券を的中させたい初心者の方にもオススメの舟券です。

歴代最高払戻のデータは残されていないため私自身の調査となりますが、上記で紹介した2連単の最高払戻である2016年5月24日の芦屋競艇場1Rと同じレースの、「80,550円」だと思われます。

1着、2着、3着の組み合わせを着順通りに当てる「3連単」

1着、2着、3着の組み合わせを着順通りに当てれば的中するのが「3連単」です。

的中率は1/120と競艇の中で最も難しい舟券です。

しかし、そのリターンは大きく高額配当がたびたび現れます。

また、競艇の舟券の売上のうち3連単が95%ほどを占めており、大きな金額で勝負してもオッズの変動はそこまで見られません。

競艇を長くやっていると最終的には３連単で勝負することが基本となります。

直近一年間の平均配当は7,349円です。

3連単のメリットといえば、やはり高額な払戻です。

ギャンブルが好きな人には絶対オススメの券種で、大きなドキドキ感を味わうことができます。

しかし、本気で当てたいならそれなりに買い目を増やさなければならないのが難点です。

購入金額がどうしてもかさばってしまうため、初心者の方にはあまりオススメできません。

歴代最高払戻は波乱の展開で「682,760円」

3連単の歴代最高払戻はなんと「682,760円」！

2011年5月22日徳山競艇場2Rでのことです。

このレースは2艇のフライングがあった後、圧倒的1番人気だった1号艇の鳥飼選手がレース途中に転覆してしまい、人気薄の3艇のみでレースが進むという非常に珍しいレースとなりました。

3艇の3連単舟券を持っていた人は非常にドキドキしたことでしょう！

1着、2着、3着の艇を順位にかかわらず当てる「3連複」

1着、2着、3着の艇を順位にかかわらず当てれば的中するのが「3連複」です。

的中率は1/20と、数字でみると案外高いことが分かります。

直近一年間の平均配当は1,195円です。

競馬や競輪など他の公営競技だと3連複のオッズが高いことも良くありますが、競艇の場合は常に6艇でのレースとなるため、3連複はそこまでオッズが高くなりません。

当てやすさと配当のバランスを考えると、やはり2連単や2連複の方がオススメできます。

競艇には1コースが強いと言われていますが、競艇場によって1号艇の成績に差があります。

特に、大村競艇場、徳山競艇場、芦屋競艇場は1号艇有利とされており、1コースの1着率が65%近くあります。

このような環境では、1コースの選手を1着軸に2連単や3連単の舟券を買ってみることをオススメします。

また、その中でも「企画レース」というレースは特に1号艇の勝率が上がります。

企画レースとは条件付きのレースで、競走の番組を作成する際にあえて1号艇などに強い選手を入れることで勝ちやすくさせ、初心者でも舟券を当てやすいように配慮された番組を指します。

競艇場ごとに企画レースが何レース目なのかは変わってきますが、調べれば簡単に出てきますのでぜひ確認してみましょう。

先程の説明とは反対に、1コースの勝率が低くなる環境も存在します。

競艇場で言えば、戸田競艇場、江戸川競艇場、平和島競艇場は1コースの1着率が低く、 戸田競艇場に関して言えば45%を切る成績となっています。

そんな競艇場では、レース結果も荒れやすい傾向があるため、2連複などの舟券でも充分プラス収支にすることが可能です。

また、3連単では思いがけない高配当が付くこともしばしばあります。

舟券を購入する際は、広めに買い高配当を狙ってみましょう！

先程2連単の歴代最高払戻のケースで軽く紹介しましたが、競艇では各券種の買い目の売上割合によって配当金が計算されます。

そのため、2連単などの的中率の高い券種の払戻が、3連単などの的中が難しい券種の払戻を上回るケースがごく稀に存在します。

これを「オッズの歪み」と言います。

これに気づくには、レースの締切時間が近いときにオッズ表などを見て確認する必要があります。

舟券を購入する前には、一度確認してみても良いでしょう。

また、稀にオッズが「0.0」というものも存在します。

これは、その買い目がまだ売れていないことを指し、こちらはかなりの高配当が期待できますので100円分買ってみると良いかもしれません。

今回は、舟券の種類とそれぞれの券種の的中率や払戻、オススメの買い方について解説していきました。

2連複などで的中率を重視するのか、当たれば大きな払戻が期待できる3連単でドキドキ感を楽しむのか。

人それぞれ違った楽しみ方ができるのも競艇の醍醐味の一つです。

自分に合った賭け方と金額で競艇を楽しみましょう！