検索

競艇選手が守る暗黙のルール「競艇道」は予想にも関わる!?本には載らない8つの暗黙のルールとは!

競艇選手が守る暗黙のルール「競艇道」は予想にも関わる!?本には載らない8つの暗黙のルールとは!

競艇ではルールブックには載らない暗黙のルールが存在するんです!

艇界では「選手道」と呼ばれているこの暗黙のルール、今回は選手たちが言わずとも守っている暗黙のルール「選手道」について紹介します!

選手道は新人選手が安全にレースをするために設定されているものから、スポーツマンシップや組織として傷が付かないよう設定されているものなどさまざま。

選手道は選手全員に根付いている共通認識、いくらレースを有利に進めるために破ろうものなら自身の立場が危ぶまれるほどの厳しいルールです。

中には予想に関連するものもあるため、僕たちファンも知っておいて損は無いでしょう!

目次

競艇界に存在する暗黙のルール「選手道」は選手たちが守って当然のマナー!

脱初心者には軸となる予想方法が必要!
脱初心者には軸となる予想方法が必要!

競艇は6つの艇、6人の選手が水面の上を時速80kmで走る危険と隣り合わせのスポーツです!

少しでも事故を減らし安全なレースが行われるよう、さまざまなルールが定められています。

やまと学校(ボートレーサー養成所)で叩きこまれるルールですね。

これらのルールは正式なもので、破ってしまうと厳しい罰則が与えられます。

一方で、競艇ではルールブックには載らない暗黙のルールも存在するんです!

艇界では「選手道」と呼ばれているこの暗黙のルール、簡単に言えば選手としてのマナーのようなもので、選手の中では常識となっています!

公式のルールではないものの、上下関係や仲間意識が強い艇界では、この選手道を守らない選手は先輩の選手から厳しく叱責されるだけではなく、ルールを守れない選手として危険視されたり、関わりが断たれたりと自身の立場が危ぶまれるほどの厳しいルールです。

厳しいルールではあるものの、競艇道は常識的なものばかり。

レースをよく見ている競艇ファンであれば納得の内容となっています。

ということで今回は競艇道を一挙紹介します!より競艇に詳しくなっていきましょう!

競艇選手として当たり前の内容!?まずは新人選手に関する競艇道を紹介

ということでまずは新人選手に関する競艇道を紹介します! これらの内容は競艇ファンでも分かるような、できて当然のものとなっています。 早速見ていきましょう!

新人選手は必ず6コースから進入する

最初は6コースを走り続けてレースに慣れる
最初は6コースを走り続けてレースに慣れる

まず、新人選手は必ずと言って良いほど6号艇に配置されます。

これは、まずは新人選手がレースに慣れることを目的とし、最も周りの選手に危害を加えることの少ない6コースで走ってもらうためです。

また、仮に5号艇に配置されたとしても、自ら6コースに舟を進める選手がほとんどです。

レースに慣れるまでの最初の半年ほどは、常に6コースで走る選手も多いくらいですね。

競艇道の一つにも、新人選手は必ず6コースで走るというルールがあります!

前付けはもちろん厳禁!

と言ってもこのルールは当然のことでしょう!

私たちがレースを見ていても分かりますね。

6号艇からわざわざ前付けに動く新人選手なんていたら、逆にかなりの大物でしょうw

肝が座りすぎてるか、なんにも考えていないかのニ択ですねw

新人選手が前付けなんてしたその日には、SNSやネットニュースの話題をひとり占めすること間違い無しです!w

スタート展示が無かった時代に新人にもかかわらず前付けを行った選手がいたとかいないとか・・・。 インの鬼姫と呼ばれていた鵜飼菜穂子選手が前付けを行ったという噂があったぞ!

「しぼる」、「ツケマイ」など高度なテクニックは使ってはいけない

このような「しぼる」行為はテクニックが必要
このような「しぼる」行為はテクニックが必要

レース中、新人選手は早いスタートを切ったとしても、「しぼる」行為を行ってはいけません!

しぼるというのは、スタートで外側の選手が内側の選手より前に出た際に、内側に斜行しターンマークまでの距離を少しでも短くする走法です。

また、内側の艇にぴったりくっついてターンを行い、自分が発生させる引き波の影響で内側の艇を減速させる「ツケマイ」も行ってはいけません!

これらのテクニックはかなり技術が必要で、新人選手が先輩を真似て見よう見まねにやってしまうとかなり危険な走り方なんです!

事故が発生しないよう、新人選手はこのような高度な走り方はやろうとしてもいけませんね。

これまた安全面を考えた暗黙のルールです!

ボートの洗浄や片付けを率先して行う

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、レースの準備、片付けなどを率先して行うのも新人選手の役目です!

新人選手は基本的に、自分のボートとプラスして同支部の先輩のボートを洗浄するそうです。

新人選手は先輩選手に教わりながら片付けや準備の中で艇に触れたりモーターに触れることで、勉強を重ねることができます。

競艇選手としてはもちろん、社会人として当たり前の内容も含まれているな! このあたりは意識せずともやっている選手が多いだろう。

選手のスポーツマンシップにより公平さが守られている!レース中の暗黙のルール

さきほど新人選手に関する暗黙のルールを紹介しましたが、続いては全選手に関する暗黙のルールです!

新人に関するルールよりかはより具体的な内容となっています。

こちらは安全面というよりかは、スポーツマンシップに関するものとなっていますね!

よく見るケースが多く、レース中に疑問に思ったことがあるファンの方も多いかもしれません!

早速見ていきましょう!

前付けした後に旋回しなおして元の位置に戻るのは禁止

深インになったからと元の位置に戻る行為は禁止
深インになったからと元の位置に戻る行為は禁止

少しでも有利にレースを展開するために、与えられた枠よりもインコースに進入する「前付け」はよく見られます。

前付け自体は全く問題のある行為ではありませんが、「前付けをする動きを見せた後、旋回しなおして外枠に戻る行為」は暗黙のルールにより禁止されています!

たとえば6号艇が前付けを行い2コースを主張しますが、インコースの艇も激しい抵抗を見せたとします。

このような動きがあると、当然インコースのスタート位置が前目になる「深イン」が発生しますね!

深インになるとインコースが不利になりますが、前付けを行った選手が深インになりそうなのを見て元の枠に戻る行為が禁止されているんです!

この動きが問題無いとなってしまえば、毎レースわざと深インの状況だけ作る行為が多発し、インコースが不利なレースばかりが続いてしまいますね。

予想する方も毎レースどんな進入になるのか、予想が難しい展開になってしまいます。

そもそも深インばかりで逃げれない、波乱ばかりで軸すら予想が難しい競艇は見ていて面白くないな! 暗黙のルールはファンにも嬉しいルールかもしれない。

前付けに抵抗した艇の内側に割り込むのは控える

続いても前付けに関する暗黙のルール!

前付けに抵抗した艇の内側に割り込む前付けが禁止されています!

たとえば6号艇が前付けで1コースを主張しようとしたとします。

1号艇は抵抗しますが、その際1号艇の内側には大きなスペースが生まれます

そのスペースに2号艇など別の選手が入り込み、インを奪う行為が禁止されているんです!

これはスポーツマンシップに関するマナーですね。

競艇では、勝つためには何をしても良いというわけでは無いのです!

接触は多少であれば許される

艇を接触させての並走は日常茶飯事!
艇を接触させての並走は日常茶飯事!

競艇は圧倒的なスピードや艇が上げる水しぶきなど、大迫力で展開されるのが魅力のスポーツです!

危険と隣り合わせなのはもちろんですが、だからといって艇同士の接触が全て禁止されているわけではありません

暗黙のルールの一つに、「艇同士の多少の接触は問題ない」というものがあります。

もちろんバランスを崩してしまうほどの接触は良くありませんが、このルールがあるから僕たちファンは大迫力のレースが見れているんですね!

「すみませんでした」が口癖に!?レースが終わった後にも暗黙のルールが存在する!

競艇の暗黙のルールは、レース外の振る舞いに関するものまで存在します!

組織感の強い艇界、レース中だけで関係性が終わるわけでは無いですもんね!

レース後の暗黙のルールは知らないファンの方も多いでしょう!

早速見ていきましょう!

レース終わりは「すみませんでした」と挨拶する

すみませんでしたが挨拶なのは特殊な文化!
すみませんでしたが挨拶なのは特殊な文化!

レース終わりに一緒にレースを走った先輩に挨拶するのは後輩の仕事の一つです。

一般的な職場でもすれ違った際や帰りには挨拶をしますよね。

そのような感じで艇界でももちろん挨拶はありますが、競艇のレース後の挨拶はなんと「すみませんでした」なんです!

かなり変わっていますよね!

レース後の挨拶が「すみませんでした」になった理由は諸説あるそうですが、最も有力な説は、どの状況でも使えて、「ありがとうございました」や「お疲れ様でした」よりも角が立たないから使われるようになったと言われています。

この暗黙のルールは知らない人も多かったでしょう!正直かなり変わっていますね!

たしかに負かされた後輩に「ありがとうございました」や「お疲れ様でした」と言われたら嫌味のようにも感じるな! 「すみませんでした」は無難な言葉だ。

勝利者インタビューでは感情表現を抑える

SG優勝で大きなガッツポーズを見せる池田浩二選手
SG優勝で大きなガッツポーズを見せる池田浩二選手

競艇は謙虚な姿勢が大切とされており、レース直後や勝利者インタビューでは感情表現を抑えるのが良いとされています!

負けた選手へのリスペクトなど、周囲に対して配慮している点もありますね。

相撲などでも土俵の上でガッツポーズをしてはいけないなどの暗黙のルールがありますが、そんな感じなのでしょう!

まーSGや優勝戦など大切な舞台ではもちろん例外はあります

喜ぶ選手や涙を浮かべる選手も多いですよね!

ファンからしたら、毎レースで喜怒哀楽を表現する選手もいいですけどね!

本気で競艇に取り組んでいると感じますし、応援したくなります!

まとめ:選手たちが守る暗黙のルール「競艇道」!ファンにとってもありがたいものだった

今回は選手たちが言わずとも守っている暗黙のルール「選手道」について紹介しました!

選手道は新人選手が安全にレースをするために設定されているものから、スポーツマンシップや組織として傷が付かないよう設定されているものなどさまざまでした。

レース中のルールは特に多く、僕たちファンがレースを見ていても分かるものがありましたね!

新人選手は競艇道を守ることが、最初の仕事となっています。

一方で、気持ち良い勝負をするために選手自身で守っている特殊なルールも存在しています。

選手道は選手全員に根付いている共通認識、いくらレースを有利に進めるために破ろうものなら自身の立場が危ぶまれるほどの厳しいルールです。

勝ちだけが全てでは無いんだなーと感じました。

スポーツマンシップを守ってこその競艇選手ですよね!

競艇道が守られていることで予想がしやすくなっている面もあり、ファンにとってもありがたいものです!

これからも公式のルールはもちろん、競艇道を守った気持ちの良いレースを見せてほしいですね!

暗黙のルールがあるからめちゃくちゃなレースにならないんだな! 競艇道により予想がしやすくなっていると感じたぞ。 競艇初心者でこのページを見に来てくれた人は、初心者必見の予想方法のページも見てみてくれ!

しょーへい
しょーへい
小さいときからスポーツが大好きで、競艇の競技性に惹かれ競艇をやるようになりました。
人間味のある選手が好きで、そんな選手は人気じゃないときもついつい応援舟券を買っちゃいます。
趣味はもちろんスポーツです。