アウトコースが得意な競艇選手(ボートレーサー)は誰!?アウト屋と呼ばれる選手達をご紹介!
競艇はインコースが超有利な競技……という事は皆さんもご存知だと思います。
ではそんな競艇において、あえてアウトコースを選択して走る選手が居る事はご存知でしょうか?
今回の記事ではそんなあえての選択を行うアウトコースの専門家「アウト屋」の事や、そこまでは行かずともアウトコースを得意とする選手たちについてご紹介させていただきます!
超少数派とされるアウト家たちには、果たしてどのような選手がいるのでしょうか?
変わり者とも言われるアウト屋に、あなたも虜になっちゃうかも?
目次
変わり者集団?最新のアウト屋たちについて調査!
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さて、今回は競艇におけるアウト屋についての記事を執筆させていただきます。
アウト屋とはそもそもどういったスタイル
ではそもそもアウト屋とはなんなのか、というお話からしていきます。
まず競艇には、インとアウトの概念があるのはご存知の方も多いと思います。
1コース〜3コースがインコースで、4コース〜6コースがアウトコースですね。
その内のインコースを得意としている選手を「イン屋」と呼び、逆にアウトコースを得意とする選手を「アウト屋」と呼びます。
インコースが有利とも言われている競艇において、わざわざアウトコースを選ぶのは中々に不思議な選択ですよね。
では何故アウト屋と呼ばれる方々がアウトコースを選択しているかと言うと、これには結構色々な理由があります。
例えばスタート争いの煩わしさから開放されたいだとか、新人時代の癖でアウトコースを取り続けているだとか……。
結構多種多様な理由がそこには存在しているみたいです。
ただやはりあえてのアウトコースという事もあって、アウト屋には個性派や変わり者が多いなんて噂も?
またそんな独特なスタイルで走っているため、一部には熱狂的なファンもいたりします。
あえてアウトコースを選ぶ事の利点とは
ではアウト屋をしていて良いことはあるのでしょうか?
先程も語りましたが、競艇はインコースが非常に有利な競技です。
1コースが1位を取る確率が70%と言われているこの競技でアウトコースを選ぶ利点は一見して無さそうに見えますが、実はそうでも無いんです。
その利点には以下のようなものがあります。
- 自分のペースでスタートをすることが出来る
- 面倒な駆け引きを避けることが出来る
- 十分に助走を付けた状態で走り出す事が出来る
競艇のスタートはかなりシビアなスタートで、インコースの選手ともなるとアウトコースの選手がエンジンを掛けた音を目安にスタートタイミングを図る選手も多いです。
自分のペースでスタートを切りたいとなると、やはりアウトコースからのスタートが良いのかもしれません。
ただその分スタートはかなり難しいものになるので、必然的にフライングのリスクが増えたりする一面もあります。
逆に言えばアウト屋はスタート巧者である事が必然と言っても良いでしょう。
またアウトコースからのスタートはインコースとは違い大きく助走をつけれたりするので、その分トップスピードの状態でレースを始めることが出来ます。
その為十分に加速した走り出しを好む選手はアウトコースで走る事にも好意的なのでしょう。
全体で見ても超希少!?現役のアウト屋を紹介!
では早速どのような選手がアウト屋と呼ばれているのか、選手たちについて紹介していきたいと思います!
紹介する選手は以下の2名……3名……?
……多くはないですが、まあそれはそう……イン屋の方が多くなるのは普通の事ですからね。
むしろアウト屋として名前を残せているだけでも十分にすごい事だと思います。
- 阿波 勝哉 選手
- 小川 晃司 選手
- 澤大介選手(アウト屋から転向済)
レジェンドアウト屋「阿波 勝哉」選手
1人目はアウト屋回のレジェンドとも言われている阿波選手です!
- 登録番号:3857
- 生年月日:1973/04/18
- 身長:165cm
- 体重:54kg
- 血液型:AB型
- 支部:東京
- 出身地:東京都
- 登録期:79期
- 級別:B1級
阿波選手は現在はB1級で活躍されているボートレーサーで、所属は東京支部になります。
「阿波」って名字、非常に珍しく覚えやすいですよね。
今でこそB1級になっては居ますが、かつてはA1級で活躍されていた経験もあるベテランの選手です!
登録機は79期なので……1996年デビューでしょうか。
現在で約27年目の選手で、長く活動されていらっしゃるだけにファンの数もかなり多い選手ですね。
そんな阿波選手の魅力の一つとされているのが、アウトコースからの一撃です!
6コースからまくりでトップに、なんて戦い方を得意とされています。
舟券も高くなりそうですし、賭ける側としてはありがたいかもしれませんね。
古参アウト屋「小川 晃司」選手
2人目は現在最古参のアウト屋とされている小川晃司選手です!
- 登録番号:3352
- 生年月日:1968/06/20
- 身長:160cm
- 体重:51kg
- 血液型:O型
- 支部:福岡
- 出身地:福岡県
- 登録期:62期
- 級別:B1級
福岡支部に所属し、現在B1級で活躍されていらっしゃる小川選手ですが、小川選手もまたかつてはA1級で活躍されていた経歴を持つ超ベテランの選手です!
現在こそ全盛期は過ぎてしまっていますが、6コースからガンガン1位を狙う姿に引かれた方も多いのではないでしょうか?
また小川選手はまくりを武器とする阿波選手とは少し傾向が違っていて、まわり足を重視して走るアウト屋の選手です。
小川選手もまたレジェンドアウト屋の一角と言っても過言ではないでしょう。
元アウト屋・現自在派「澤大介」選手
3人目は現在アウト屋を卒業してしまっていますが、澤大介選手を紹介させていただきます!
- 登録番号:3852
- 生年月日:1972/08/30
- 身長:159cm
- 体重:54kg
- 血液型:A型
- 支部:三重
- 出身地:三重県
- 登録期:79期
- 級別:A2級
澤大介選手は現在A2級で活躍している選手です。
所属は三重支部で、登録期は79期となっています。
かつては6コースからガンガン1着を取りに行っていた選手なのですが、2021年頃に成績の低下を理由としてアウト屋から自在派へと移行しています。
イン屋になるつもりは無いと言った上での移行ではありましたが、数少ないアウト屋が減るという事もあり中々に衝撃的な宣言でした。
ちなみに成績としては現在B1級とA2級を往復しています。
現在は引退してしまった歴代のアウト屋を紹介!
次は現在は既に引退してしまった、かつてのアウト屋達について紹介していこうと思います。
今でこそ競艇はインが強いと言われていますが、持ちペラ制が存在していた時代はここまでインコース一強という訳ではなかったみたいです。
というのも、持ちペラ制だった時代は自身で研究・調整したプロペラや外注して作ったペラを持ってレースへ臨む事が可能だった為、かなりカスタマイズ性が高かったからだとかなんとか。
今では木製のハンマーで調整する事が出来るのみになって、あまり大きな差は出なくなった事が近年インコースが強くなった理由の一つと言われています。
とはいえ正直そんな昔の話ともなると僕自身実際にレースを見た事があるわけではないので、俗説のひとつとして語るしかありませんが。
現在ではもう引退してしまったアウト屋選手の数々について、ご紹介していきたいと思います!
- 向 義行 元選手
- 後藤 道也 元選手
- 吉岡 修 元選手
殿堂マイスター入りしたアウト屋「向 義行」元選手
向 義行元選手は2000年に引退してしまったアウト屋の選手で、登録は27期とかなり長らく活動されていた選手です。
- 登録番号:2327
- 登録期:27期
- 生年月日:1948年8月15日
- 血液型:B型
- 出身地:佐賀県
- 支部:佐賀支部
向元選手は、通算で1500勝以上の成績を持つアウト屋です。
ほぼ全て6コースでスタートし1500勝と考えるとかなり凄まじい成績ですよね。
また向元選手は津の施設改善記念で記念タイトルを手にしたり、ボートレース大村のボートレース殿堂・殿堂マイスターに選ばれたりと輝かしい経歴を誇っています。
近代まで活躍していたアウト屋「後藤 道也」元選手
後藤 道也元選手は、つい最近まで活動されていたアウト屋の選手でした。
- 登録番号:3244
- 登録期:58期
- 生年月日:1964年6月14日
- 身長:163cm
- 体重:58kg
- 血液型:O型
- 出身地:三重県
- 支部:三重支部
後藤元選手は三重支部で活動されていたアウト屋の選手で、近代まで活動されていた方です。
引退年が2012年で、持ちペラ制が終わるギリギリの年まで走られていました。
通算の勝利数は約1080勝となっています。
SGレースにも何度か出場を果たしており、その実力は間違いのない物だったと言っても過言ではないでしょう。
SG準優勝戦に出たことも?「吉岡 修」元選手
また近年まで活躍していた選手としては、吉岡修元選手も欠かせない選手の1人です。
- 登録番号:2964
- 登録期:47期
- 生年月日:1959年2月5日
- 身長:160cm
- 体重:60kg
- 血液型:A型
- 出身地:山口県
- 支部:山口支部
山口支部に所属していた吉岡元選手は、通算で約1020勝の勝利を上げていた選手です。
SGの準優勝戦に出た事もあるアウト屋とされています。
引退年は2008年で、後藤選手に次いで近年まで走られていた選手でした。
アウト屋ではないもののアウトコースが得意な選手
いわゆるまくり型と呼ばれる選手についても見ていきましょう。
- 堀之内 紀代子 選手
- 高田 ひかる選手
- 菅 章哉選手
アウトコース最強の女性レーサー「堀之内 紀代子」選手
まず1人目は女性レーサーのアウト屋、堀之内紀代子選手です!
- 登録番号:4011
- 生年月日:1979/09/09
- 身長:158cm
- 体重:46kg
- 血液型:A型
- 支部:岡山
- 出身地:岡山県
- 登録期:84期
- 級別:A1級
堀之内選手は現在A1級で活躍されている女性レーサーで、岡山支部に所属しています。
そんな堀之内選手は、3・4・5・6コースでの出走が多いセンター〜アウトを得意とするアウト屋寄りの選手です。
女性レーサーかつアウトコースが得意ということもあり、人気も高い選手の1人です!
そんな堀之内選手ですが、実はアウトコースメインへ転向したのは超最近の事。
2022年後半辺りでチルトを変更して以降どんどん調子を上げている選手なんです。
今後もまだまだ活躍しそうな選手ですので、応援は欠かせませんね!
SGでも活躍中の女性レーサー「高田 ひかる」選手
次に同じく女性レーサーの高田ひかる選手をご紹介!
- 登録番号:4804
- 生年月日:1994/08/05
- 身長:157cm
- 体重:49kg
- 血液型:A型
- 支部;三重
- 出身地:三重県
- 登録期:113期
- 級別:A1級
高田選手は三重支部に所属しA1級で活躍されている選手です。
高田選手は1コースの3連対率が90%を超えているのもそうですが、5号艇の3連対率でも良い数字を出しています。
その割合はなんと最近の期別成績で70.6%となっています。
また近年はSGに出走したりといった活躍も目立っているので、これからの勝利にも期待です!
4コースと5コースの巧者「菅 章哉」選手
3人目は菅 章哉選手についてご紹介させていただきます!
- 登録番号:4571
- 生年月日:1988/07/02
- 身長:159cm
- 体重:54kg
- 血液型:B型
- 支部:徳島
- 出身地:徳島県
- 登録期:105期
- 級別:A1級
菅選手は徳島支部に所属し、A1級で活躍されている選手です。
6号艇での出走はあまりありませんが、4号艇と5号艇の成績に関してはかなり良い選手です。
3連対率が両コースともに70%後半という数値ですので、間違いなくアウトコース巧者と言える選手の1人でしょう。
近年は高田選手と同じくSGにも出場していたりするので、今後SGなどの場面でそのアウトコース巧者っぷりが見られることに期待大です!
まとめ:個性派揃いのアウト屋達!あえて不利を選ぶそのこだわりには熱狂的なファンも!
さて、今回はアウト屋についての記事を書かせていただいたわけですがいかがでしたか?
- 競艇においてアウトコースは不利
- アウト屋はスタート力が問われる
- 現状アウト屋と呼べる選手は3名
アウト屋は非常に珍しいタイプの選手ではありますが、その分かなり目立つスタイルの選手達です。
アウトコースからまくるレースを見てしまえば、あなたもその走りの虜になってしまうかも?
気になった方はぜひ一度アウト屋の方々のレースを見てみましょう!
また次の記事もぜひ見てくださいねー!
- けーくん
- 競艇とゆかりのない長野出身。
東京に出てきてから競艇に出会ってドハマりしました。
普段よりの趣味はゲームで、Steamゲーを買い漁ってます!