最年長ボートレーサーとして活躍した「高塚清一」が急死!突然すぎる訃報に選手からも悲しみの声が!

2025年3月3日にボートレース業界に訃報が流されました。
最年長ボートレーサーとして、ボートレース界をけん引していた高塚清一(たかつか・せいいち)が3月1日に急死したというのです。
・ボートレーサーや関係者からの悲しみの声を紹介しつつ、死因も探る
・ラストランとなった2025年2月27日のレース詳細
・生涯獲得賞金額・通算成績などプロフィール
あまりにも突然すぎる報せに震えていますが、上記の点を踏まえつつ今回は高塚清一がどれだけ偉大な選手だったのかを紹介していきましょう。
本当に素晴らしい選手が亡くなってしまったことを悲しみつつ、心よりご冥福を祈ります。
目次
最年長ボートレーサー「高塚清一(たかつか・せいいち)」が急死!
待ってくれ!何かの間違いだろ!?
いいえ。
3月5日時点では登録情報も抹消され、幾多の選手・関係者から追悼のコメントが届くほどなのです。
そんなバカな!
まだまだ素晴らしいレースをたくさん見せてほしかったのに!
今回は、最年長ボートレーサーとしてボートレース界を盛り上げた偉大な選手・高塚清一について紹介していきたいと思います。
偉大なボートレーサーの死を悼む声多数!若手からベテランまで
ボートレーサー仲間の間でも高塚清一は敬意の対象で、今回の訃報を聞きつけた様々な選手が追悼コメントを残しています。

石原翼(静岡支部・登録番号4989)
前検の朝に後藤正宗さんから電話で聞きました。
言葉にならないくらい本当にショックです。
年齢的にも僕のおじいちゃんくらいですが、地元の浜名湖でも試運転板を付けてずっと乗っていましたし、前節の多摩川でも一緒だったんですが、最後まで残ってペラ調整をされてました。
選手のかがみ、静岡支部の誇りです。
僕もその気持ちを忘れずに頑張りたい。

徳増秀樹(静岡支部長・登録番号4744)
本当に艇界の宝でした。
あの人の記録を抜く人は出ないでしょう。
それぐらいの宝でした。
かけてあげる言葉は「お疲れさまでした」しかありません。
本望かどうかは分かりませんが、選手中に辞めることができて良かったんじゃないでしょうか。
できれば、皆さんもご冥福(めいふく)を祈ってあげて欲しい。

瓜生正義(選手会会長・登録番号3783)
「突然の訃報(ふほう)を聞いてとても驚いております。
残念でなりません。
本当に長い間、業界を背負って下さり、最近も最年長記録を次々と更新して話題になっておられた選手でした。
長い間、お疲れさまでした
心よりご冥福(めいふく)をお祈りします」
こちらに載せた以外にも紹介しきれないほど様々な選手から追悼コメントが寄せられており、本当に尊敬されていたことがわかりますね。
日高逸子や高橋二朗など他支部のベテランレーサーたちも追悼コメントを寄せていたな。
CMで高塚清一がモデルのササノ役を演じる笹野高史も追悼ポスト
現役の最年長ボートレーサー『高塚清一選手』の訃報に私もショックを受けております。先日、レースに出場なさってらしたのに、、、、。
— 笹野高史 (@sasano61) March 3, 2025
今はただ、心より御冥福をお祈り申し上げます。#高塚清一選手#ボートレース
今回の訃報に際し、俳優の笹野高史もこのような追悼コメントを自身のXにてポストしています。
笹野高史は2025年のボートレースCMにてササノ役を演じており、ササノは高塚清一がモデル。
76歳にして現役を貫いている笹野高史も、高塚清一に敬意を払っていたのでしょう。
新CMに切り替わったばかりで、応援してくれる人が増えていたのに本当に残念だ
死因は一体?

つい先日までレースを走っていた高塚清一、突然すぎる訃報に慌てて死因を探ってみましたが、公式からの発表もなくどの媒体でも死因の特定はできていないようです。
3月1日はあっせんの隙間でレースには出場していなかったので、レースがらみのアクシデントや事故による死ではないことはわかります。
年齢が年齢だけに心臓や脳など、重要な臓器に何かしらの障害が起きていたのかもしれませんね。
レース中ならいざ知らず、プライベート中の訃報だから死因は発表されないかもしれんな
ラストランは2月27日開催・ボートレース多摩川の一般戦「第60回日刊スポーツ賞」
3月1日に亡くなった高塚清一ですが、じつは2日前の2月27日には元気にレースに出走していました。
2月27日にボートレース多摩川で開催された一般戦「第60回日刊スポーツ賞」最終日第7レースがラストランでした。

- 1号艇:谷川里江(B1級・愛知)
- 2号艇:木場雄二郎(B1級・山口)
- 3号艇:高塚清一(B1級・静岡)
- 4号艇:渡辺豊(A2級・東京)
- 5号艇:乃村康友(B1級・三重)
- 6号艇:後藤正宗(A2級・静岡)
マスターズリーグではないので出走選手は中堅・ベテラン分け隔てなく、といった感じになっていました。
しかし高塚清一は同日の1Rに1号艇からの出走で6着をとってしまうなど、この時点で既に不調が表れていたのかもしれません。

レースが始まると2号艇の木場と3号艇の高塚清一がスタート出遅れ、1M手前で軽く接触してしまいました。
その影響で高塚清一は最後尾につくことになってしまい、レースはそのままの状況で展開。
77歳でレースに出走しているだけでも偉大だ!
プロフィール紹介!最年長記録を多数保持
77歳の現役アスリートということで業界内はもちろん、業界外でも有名な高塚清一のプロフィールを紹介していきましょう。
- 登録番号:2014
- 生年月日:1947年3月7日
- 身長:167cm
- 血液型:O型
- 支部:静岡
- 出身地:静岡県
- 登録期:20期
- 級別:B1級
- デビュー日:1965年11月
- 没日:2025年3月1日(77歳没)
登録番号は2000番台初期!
登録期は20期!と今では考えられないほど初期からボートレーサーとして活躍している高塚清一ですが、デビュー日は1965年11月で60年近くレーサー人生を歩んでいるんですね。
2013年1月には当時65歳10か月で最年長優勝記録を更新、しかし2か月後に当時71歳2か月で最年長ボートレーサーだった加藤峻二に最年長優勝記録は塗り替えられてしまいました。
加藤峻二も素晴らしい選手だったからな

2015年に加藤峻二が引退すると高塚清一が最年長ボートレーサーとなり、2020年7月には73歳3か月で現役最年長出走記録を更新、以降この記録は亡くなる2日前の77歳11か月まで更新されました。
そのほか2023年5月には最年長優出記録、2025年1月には77歳10か月という最年長勝利記録を更新し、本当に最後の最後まで現役であることを貫いた選手でしたね。
最後の勝利は2025年1月25日に開催された一般戦の最終日、第9Rだったな。
生涯獲得賞金は9億円超え!

約60年にわたってボートレーサーをつづけた高塚清一の生涯獲得賞金額は、2024年11月20日の時点で926,385,247円。
優出・優勝はなかったものの、その後も1着になっていたので本当の生涯獲得賞金額はもう少し上になるでしょう。
一般人の生涯年収は平均で3億円に届かないといわれているので、3倍以上も稼いでいるのですね。
SGで活躍している松井繫のように異次元の稼ぎではないが、それでも一般人には到底稼げない額を稼いでいるな
これまでの軌跡と通算成績!意外とSGでの優勝はない
高塚清一のこれまでの軌跡はこのようになっています。
- 1965年11月:18歳でデビュー・同節で初1着
- 1967年11月:初優出・初優勝
- 1968年7月:A級初昇格(当時はA・B・Cの3級制)
- 1969年8月:G1初出場
- 1970年3月:SG初出場
- 1986年12月:通算1,000勝
- 2007年8月:通算2,000勝
- 2013年1月:65歳10か月で最年長優勝記録更新
- 2015年5月:加藤峻二の引退で現役最年長レーサーに
- 2020年7月:73歳3か月で現役最年長出走記録更新
- 2023年5月:最年長優出記録を更新
- 2025年1月:特別賞受賞
18歳でデビュー、そして同節にて1着と素晴らしいスタートを切った高塚清一は、2年後には初優出・初優勝。
デビュー4年後の1969年にはG1初出場、翌年の1970年にはSG初出場も果たしましたが、SGやG1などのビッグタイトルを獲ることはできませんでした。
SGやG1で優勝していないというのは意外だったな
引退勧告を受けたことはない!

現役最年長で一般戦を中心に戦っていた高塚清一ですが、引退勧告を受けたことがあるのかどうか気になりますよね?
亡くなる2日前まで現役で走っていたということでわかると思いますが、高塚清一は引退勧告を受けたことはありません。
2022年以前は厳しかった足きり制度もすり抜けただけあり、素晴らしい選手だったことがわかりますね。
2023年に改善された足きり制度・・・そのままだったら、高塚清一も引退勧告を受けていたかもしれん
まとめ:偉大な最年長ボートレーサー「高塚清一」が急死。業界内から悲しみの声があふれる
今回は2025年3月3日に日本モーターボート競走会からもたらされた、高塚清一の訃報についてお知らせしてきました。
あまりにも突然すぎる急死にファンはもちろん、一緒に戦ってきた選手や関係者からも悲しみの声があふれています。
しかし誰よりもボートレースと真剣に向き合ってきた選手なので、悲しみに暮れるよりも笑顔でボートレースを楽しんだほうが喜んでくれるでしょう!
うむ!我々にできるのはボートレースを盛り上げること!これからもニュースや競艇予想サイトなどを積極的に調べていこう!

- ローレル
- 子供のころから大の車好きで、オートレースをやっていたが競艇の的中率を知って競艇に興味が出る。
夢は万舟券をたくさん当てて国産スポーツカーを買うこと。